図書館に関する話題を二つ

　まず一つ目は、貸出カードの電子化です。図書館の窓口や自動貸出機で図書を借りる際に、必要となる貸出カードのバーコードをスマホ等の画面に表示できるようにすることで、カードをお持ちいただかなくても貸し出しが可能になりました。詳しくは区ホームページや「あだち広報7月10日号」をご覧ください。

　二つ目は中央図書館への「りんごの棚」の新設です。「りんごの棚」とは、障がいなどにより読書に困難を抱える子どもたちでも楽しめる本や資料を集めた棚のことで、1993年にスウェーデンで始まりました。

　「点字絵本、さわる絵本、布絵本、大活字本、オーディオブックなどを集めて並べ、読書に困難を抱えるお子さんが本に親しむきっかけとしたい」という、当区の図書館司書のアイデアから生まれました。スタートは子どもたちの来館が多い夏休みに合わせて7月下旬から、中央図書館内の目に留まりやすい児童コーナー入口付近に設置の予定です。まずは中央図書館で導入してみた後、地域図書館への拡大も検討します。

　浪人時代、現在の梅田図書館（当時は中央図書館）の閲覧室で、毎日受験勉強に汗を流したことを懐かしく思いだします。その梅田図書館も、令和10年には亀田小学校の東側の都営住宅跡地への移転が決まっています。担当者は話題となっている全国の図書館を視察しながら、構想を練っています。ご期待ください。