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公開日:2022年10月27日 更新日:2022年10月27日
区の「障がい福祉センターあしすと」で実施している、言語聴覚士による「きこえの相談事業」は、設備・相談体制が充実していることから視察も多く、注目が集まっています。
事業内容は様々ですが、高齢者のきこえの相談が主な業務。先日担当者に現場の状況を確認したところ、初めて知ることも多く、ぜひ皆様にもお知らせしたいと思いました。
「補聴器をつければ以前と同じように聞こえるようになるというのは大きな誤解」という話は衝撃でした。きこえは改善されることはあっても、元通りにはならないそうです。それを周囲は「補聴器をつけたのに…」となりがちなので、本人はもとより、周りの理解が不可欠とのこと。
現在の補聴器はデジタルが主流で、売れ筋は14万から15万円。50万円以上の高額商品もありますが、高ければ良いという単純な話ではないそうです。何より重要なのは購入後の調整で、その期間は数か月から、人によっては年単位を要する場合もあります。耳に補聴器をつけることに慣れ、補聴器からのきこえを脳に認識させる訓練が必要で、高い機器を購入しても、慣れる前に使わなくなってしまう方も多いそうです。
「あしすと」では丁寧なアフターフォローに応じてくれる認定補聴器店(区内3店舗)と連携をとりながら支援を進めています。
高齢者の増加とともに、相談件数も右肩上がりのため、体制強化も検討中です。ご心配の向きは一度ご相談ください。
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