男女共同参画に関する区民意識調査の速報が届きました

　「女性の好ましい働き方は？」との質問に対して、男女とも9割弱の方が「結婚し子どもを持つが、仕事も続ける」「結婚・出産後退職し、再び仕事をもつ」という働くことについて肯定的な意見を持っていることが分かりました。

　ですが私が非常に印象的だったのは、そのような働き方を「好ましいとする理由」に関する男女の違いです。女性が働くことを好ましいとする男性の理由は、「夫婦で働く方が経済的に安定するから」が最も多く53.2％。一方、女性は「仕事を通じて社会やさまざまな人とのつながりを持てるから」が65.3％で最多を占めているのです。

　男性は女性の仕事を経済的な面で評価し、働くことをパートナーの自己実現といった点から捉える視点が少々弱いのでしょうか？

　限られた数の調査ですし、環境によって意識が変化することは承知していますが、女性の社会参画を議論する上で、このギャップは見逃せないポイントだと感じます。

　3月14日に令和2年の東京都内の自治体別合計特殊出生率が発表されました。23区内でも1.43から0.91まで幅があり、当区は23区中11番目の1.17。ところがお隣の葛飾区は5番目の1.23。この差がどこから生じるのかの精査とともに、足立区の子育て支援策の一層の充実を図ります。