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公開日:2021年3月16日 更新日:2021年3月16日

意外なところにコロナ禍の影響が

 65歳以上の介護を受けていない区民の健康状態を確認する「介護予防チェックリスト」。令和元年度と令和2年度を比較した結果がまとまりました。

 コロナ禍にあって、日常の活動を大幅に縮小せざるを得ない現在、「今の生活のままだと要介護になる可能性の高い75歳以上の区民」の割合は、男女平均して前年より2.8ポイント増加しました。

 ただし少々意外と思ったのは「運動機能の低下がみられる」方の割合が前期・後期高齢者とも0.1から0.2ポイントというほんの僅かですが減少傾向であったことです。それとは反対に「エッ?」と目を引いたのは「口腔機能の低下がみられる」方の割合が、特に後期高齢者で3.3ポイント増加していたことです。つまり体全体よりも、「口」に顕著な影響が出たのです。

 担当者は、「在宅期間が長引き、人と話す機会が減少したことや、孤食で簡単に食事を済ますことが多くなったこと等の影響が如実に現れたのではないか」とその原因を推測します。

 ウォーキングなどで体は動かしても、意外に口のケアは忘れがち。特に最近「口の渇きやむせが気になる」という高齢者(に限りませんが)の方は、「口を閉じて舌で唇の内側をぐるっとまわしたり、パ・タ・カ・ラと発声するなど、意識して口の周りの筋肉を使う運動を心がけて下さい」と区の歯科衛生士は申しております。ご注意を。

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