ホーム > 文化・スポーツ > 足立区立郷土博物館トップページ > 展示|足立区立郷土博物館 > 協働グループ展「あだちの拓本」(3月23日から6月5日まで)|足立区立郷土博物館
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公開日:2022年3月20日 更新日:2022年6月17日
本展は2022年6月5日(日曜日)をもって終了いたしました。
拓本は、石碑などの上に和紙をあてて墨を打ち、その文字や模様などを写しとったものです。
古くは七世紀の中国・唐の時代の拓本が遺されています。ヨーロッパでも、Rubbingと言いチョークを使って教会の記念碑や石棺のレリーフを写すことが行われており、世界各地で人気がありました。
あだち拓本研究会は、区内の社寺にある文化財を中心に採択を通して、その記録の保存と研究を行ってきた博物館の協働グループです。歴史を刻んだ石碑は、永く保存されると思われますが、長く風雨にさらされ剥落や痛みが進む場合があります。拓本は、そこに刻まれた文字や形などをそのまま記録できること、また、石碑本来の書体や文章、絵などの風味を鑑賞できる作品としても重んじられています。
本展では、あだち拓本研究会が採録した区内外の江戸文化の石碑の拓本をご観覧いただきます。
2022年3月23日(水曜日)から2022年6月5日(日曜日)まで
※新型コロナウイルスの感染状況により、期間を変更・中止する場合がございます。
拓本《多賀城碑》
日本三古碑のひとつで、奈良時代の天平宝字6(762)年建立された石碑の拓本。
原碑所在=宮城県多賀城市
拓本《葛飾北斎の墓》
著名浮世絵師、葛飾北斎の墓で雅号「画狂老人卍」の墓銘を昭和7(1932)年に採拓したもの。
原墓所在=台東区元浅草・誓教寺
拓本《鳳凰図》
中国・北魏時代(5世紀)とされる原像からの旧拓。
美術史家で歌人・書家の会津八一の旧蔵。
原碑所在=中国山西省 雲崗石窟
拓本《高正天満宮縁起碑》
正木樸の子、健の撰文。高梨家と正木家伝来の菅公像を祀った天満宮の由来記が刻まれている。
※画像は原碑
原碑所在=千住四丁目・氷川神社
※石碑や墓の多くは、文化財保護の観点から現在は拓本を採ること(採択)が禁止されています。
※出展作品は資料保存、その他の理由により変更することがございます。ご了承ください。
お問い合わせ : 足立区立郷土博物館
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