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公開日:2019年2月1日 更新日:2025年12月5日

2018年 文化遺産調査特別展「大千住 美の系譜―酒井抱一から岡倉天心まで―」

2018大千住トップ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

会期 2018(平成30)年10月30日から2019年2月11日

 

展示概要

江戸から昭和初期にかけて、隅田川以北の千住地域は「大千住」と呼ばれていました。
現千住一丁目30番に住んでいた文豪・森鴎外の小説「カズイスチカ」の中にもこの名称が登場します。
本展覧会では、初公開の数々の美術資料を通して、「大千住」の美術と文化の豊かさを紹介しました。

千住名倉家と文人たちがつむいだ百年

 

江戸時代の19世紀初頭より、千住・足立には酒井抱一、谷文晁をはじめとする多くの文人墨客が遊び、この地の人々は彼ら文人と共に書画や俳諧を楽しむ文化を育んでいきました。

その中で、抱一、文晁の画系を継承する者たちも現れ、琳派や文晁らの芸術が、千住・足立の地に深く根付いていくこととなります。
この豊かな芸術文化と文人たちとの交流の在り方は明治以降も変わることはなく、河鍋暁斎や柴田是真、さらに岡倉天心や、横山大観ら日本美術院の画家たちなど、新たな時代の文化人・芸術家たちとの親交にまで広がっていきます。

このたび、江戸時代以来、接骨の名医として名を馳せた千住の名倉家のご厚意により、同家に伝来した資料を調査する機会をいただき、あわせてそれらが当館に寄贈・寄託されることとなりました。今回の展覧会では、それにより新たに確認された資料を中心として、世代を超えて展開する千住・足立の美術・文芸文化と、その中にある文人・文化人たちとの親交の形をご覧いただきました。

 関連イベント

 「大千住 美の系譜」

郷土博物館にて開催中の特別展「大千住 美の系譜」で展示している美術作品を複写した垂れ幕を区内4カ所で出張展示しました。

 足立区役所1階 2018年12月21日から2019年1月7日

 ギャラクシティ 2019年1月6日

 中央図書館 2階エレベーターホール 1月9日から1月18日

 鹿浜いきいき館 1月23日から1月31日

 

12月9日 スタディ・デイ(郷土博物館公開研究会)

本展覧会の調査研究に携わった研究者の皆さんとご参加の皆様、博物館で研究課題を考える公開研究会を開催しました。
 

 

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