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公開日:2018年9月4日 更新日:2025年12月5日

2018年 収蔵浮世絵展「歌川広重没後160年 広重目線」

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 会期 2018(平成30)年9月4日から10月8日

展示概要

歌川広重(寛政9年から安政5年、1797年から1858年)は、風景画の第一人者として人気を誇った江戸時代後期の浮世絵師です。代表作である「東海道五拾三次」をはじめ、その作品は世界的にも知られ親しまれています。

なかでも、最晩年に制作された「名所江戸百景」では、広重は風景を独特な感性でとらえ、描く範囲や角度などを絶妙に使い、彼自身がとらえた名所の魅力を見る人に伝えています。

広重の優れた構図構成で表現された「名所江戸百景」は斬新で、江戸の町に暮らして、そこをよく知る人にさえ新たな魅力を気付かせたのではないかと想像されます。広重没後160年にあたる2018(平成30)年の収蔵浮世絵展では、風景をとらえる広重の目線と、それを形にする天才的な構図に着目し、広重の描く風景の魅力についてご紹介しました。

展示構成

【広重の表現】“構図で読み解く、天才のまなざし” 

西洋的な遠近法を取り入れながら、特定のモチーフを全面に大きく描くといったような、従来にない新たな手法を続々と打ち出しました。さらに高いところから地上を見下ろしたような鳥瞰なども駆使し、誇張や省略、人々の動きや行事なども併せて、最もその名所の特徴を味わうことのできる広重ならではの風景を創り上げています。

超 上から目線 高いところから地上を見下ろした鳥瞰。

のぞきみの楽しさ 意外なところからのぞいて見る名所の新発見です。

見切れ技 チラリと見せることによって名所の特色を利かせています

どアップの力 目の前に描かれたものの強い印象から、風景の奥行を効果的に表現しています。

センターの存在 中心に描かれたものが想像をかきたて、視線を動かします。

 

過去の企画展

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