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公開日:2024年12月13日 更新日:2025年3月20日
令和6年度の文部科学省「リーディングDXスクール」事業 授業公開、足立区では、「ICT足立区ツアー」と題し、11月から2月までの期間に小中学校5校で実施します。
11月21日には、第十一中学校が先陣を切って授業公開を実施しました。
令和6年度に新たにGIGAスクール推進研究校となり、文部科学省「リーディングDXスクール」事業の連携協力校にも採択された第十一中学校。
生徒も先生も同じ方向を向いてICT活用に取り組めるよう、年度当初からこのスローガンをすべてのクラスに掲げ、学校全体として取り組んできました。
とは、4月からモデル校として取り組んできた校長先生の一言。
まず、「教科の枠を超えて教員全員が共通してでき、周囲のフォローアップもしやすい」という視点から、道徳と総合的な学習で取り組むことにしました。
5月の授業公開での第一歩は「全員が振り返り時に Google フォーム を活用する」。
活用スキルの高い人からICT支援員に何を相談していいかわからない人まで個人差がある中で、校内研修だけでなく、外部講師による研修等も活用しながら一歩一歩進んできました。
11月の授業公開では、2年生は職場体験の内容を伝えるためのスライドを作成していました。
動画やスライドの作成について、Google スプレッドシート で進捗管理する様子も。
5月には先生が読み上げて伝えていた Google フォームの集計結果も、11月は子どもたちに共有され、自由に閲覧できる形式にパワーアップ!
1年生は、専門学校への出張授業を充実したものにするための効果的な質問を考えるという内容でしたが、専門学校ごとにシートが分かれていて、自分が訪問するところ以外のシートも閲覧し、参考にできるよう工夫されていました。
さらに全体の活用を底上げすべく、Google Meet を駆使してICTの得意な先生が他のクラスを支援する様子も見受けられ、学校全体で取り組む一体感が年度当初よりもさらに高まっていました。
授業後の実践発表では、生徒数の減少や地域から求められるニーズの変化、教員間のスキル差・担当教科の違いなど、一見すると「対応が難しいな」とマイナスに捉えがちなことも、発想を転換して「こうすればより良くなるのではないか」とプラスに捉え、みんなでアップデートして一つ一つ乗り越えてきた様子が紹介されました。
ICT担当の先生からは「求められていることは意外と高くない」「使うのが当たり前になるには継続あるのみ」とのお話もありました。それに気づいた先生方が「使っていて楽しい!」「もっと使えるようになりたい!」とICT支援員も活用しながらアップデートを重ねていった結果が、参加された方々のご感想にも表れていました。
参加された方々のご感想
「生徒同士で成果物を共有しながら主体的・協働的に学べる」「クラウドを活用して他の人の意見を参考にできる」ICTの強みを生かした活用に特化し、着実にアップデートを重ねる第十一中学校。
「これから活用を進めよう」という先生たちの頼もしい旗頭、これからもその進化が楽しみです。
区内小・中学校で実施したICT足立区ツアー、お陰様で毎回たくさんの方にご来場いただくことができました。
お申し込みいただいた皆様、お気に留めていただいた皆様、ありがとうございました。
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