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公開日:2024年4月5日 更新日:2025年3月20日
西新井小学校は、文部科学省に採択された「リーディングDXスクール事業(外部サイトへリンク)」の連携協力校として、ICT活用の実践を進めている学校です。
5年生体育の跳び箱運動で、ICTを取り入れた授業が行われました。
単元を通して、Chromebookのカメラ機能を活用して自身の試技を動画で撮影し、いつでも振り返ることができるようにしています。また、動画をお互いに見せ合い、アドバイスをし合うなど活用の幅が広がっています。
今回の授業は、子どもたちの個に応じた課題解決に向けた、跳び箱運動の取り組みです。何度も繰り返して技の上達をめざす子、Chromebookで動画を撮影して視覚的に解決に取り組む子、友達と一緒にアドバイスし合いながら取り組む子など、取り組み方は子どもたち自身が選択します。
さらに、WEBアプリ「タイムシフトカメラ」の活用も選択肢の一つです。
「タイムシフトカメラ」とは、撮影した動画が10秒程度遅れて再生されるというアプリです。
跳び箱のコースに端末を設置し撮影したままにしておくと、試技を終えた子どもが端末の前に戻ってくる頃にちょうど自身の映像が流れてきます。
子どもたちは、端末をつないだ大型モニターの前に集まり、「もっとこうすれば」「ここをもっと」「こうするとうまくいくんだね」と対話を重ねていました。
このアプリを活用することで、一人でも取り組むことができることに加え、自身の動きを客観的に見ることができ、すぐに技を修正することができていました。
跳び箱運動の授業の前には、子どもたちにGoogleフォームで実態調査を行っています。苦手意識のある子どもはどのくらいいるのか、どういうところで跳び箱運動が楽しいと思うのか・楽しくないと思うのかなど、さまざまな情報を集め、授業の組み立てに生かしています。
子どもたちの振り返りは、Googleスライドで作成した『ICT学習カード』を活用。『ICT学習カード』は、自身の「振り返り」のほかにも「レベルアップした技」「次に挑戦したい技」などを記入し、撮影した試技の動画も残すことができるカードになっています。また、教師も子どもたち一人一人にコメントをしたり、成長の過程を把握したりすることで、今後の学習計画の検討にも生かすことができています。
今回の体育の授業は、自らの試技を見て上達をめざす「個別最適な学び」と、子ども同士がお互いに技の上達をめざす「協働的な学習」の充実が図られており、さまざまな場面でICTが有効に活用されていました。
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