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公開日:2025年1月31日 更新日:2025年3月24日
令和7年度には新たな基本計画がスタートします。3名の区民委員を含む20人の審議会委員の皆様に約1年1か月かけて活発に意見を出し合っていただきました。
「これまではどちらかといえば、区民生活の安心を支える施策に重点が置かれてきたが、区の活力や良い面を伸ばす取組にも力を入れてほしい」とのご意見があったと聞きました。「協創」を旗印として区民の皆様方をはじめとする様々なステークホルダーとともに進めてきた区民生活に寄り添う施策が一定の成果を上げ、一歩前進したことを実感していただけたからこそのコメントと感じました。
さらに「その上で今後は区民の主体的な行動を区が応援し、そのうねりが足立区を彩っていくことを目指すべき」とのお考えも披瀝されました。「区を動かすエンジンこそ“区民の想い”であり“やりたいことを叶え、ウェルビーイングを高めることができる足立区”の姿」だとも。これを推し進めるためにも、重点プロジェクトも同様の切り口で新たに整理し直しました。
「ワケあり区、足立区。」。令和6年5月に本格的な区外プロモーションを開始するにあたり打ち出したキャッチコピーです。「ワケアリ商品」などの表現もあるため、一定量の批判も覚悟しましたが、話題を巻き起こすにはある程度の「刺さる」コピーも必要と判断し実施に踏み切りました。そして今後は足立区が更に評価を高め、「住んでみたい」や「訪れてみたい」まちとして選ばれる「ワケ」を、数多く創出していく方向に舵をきったのです。その意味からも、令和7年度予算のタイトルを「選ばれるには“ワケ”がある」としました。
令和7年度は、まずは地震・水害などの大規模災害対策、物価高騰・人手不足等から区民や区内中小企業を守る対策、「こどもまんなか社会」の実現に向けて切れ目のない若年者支援等を中心に据えて予算組みを行いました。また「子育て世帯に関するアンケート」の調査結果をもとに、新たな支援策も検討していきます。
また令和7年は千住宿開宿400年の節目の年にあたります。名実ともに足立の顔ともいうべき千住のまちをキーワードに、区内外に当区の魅力をアピールする絶好の機会でもあります。単にお祭り騒ぎに終わらない、確かなレガシーを念頭に、区民の皆様や企業の皆様のお力もお借りして企画を練ってまいります。
区の持っている可能性をどのように引き出し、どこまで大きく膨らませることができるか、私たちの真価が問われていると心得て、着実に進めてまいります。
足立区長 近藤 やよい
令和7年度 予算編成のあらまし(76ページ)(PDF:19,497KB)
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