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公開日:2016年6月15日 更新日:2016年6月15日
近年、インターネット上などで、同和問題をはじめ、人権に関わる、悪質な差別の書き込みが生じています。
同和問題は、同和地区(被差別部落)出身であるというだけで、不当に差別される、重大な人権侵害問題です。
同和地区の人たちは、封建時代、人為的に形成された身分制度により、住む場所や職業、結婚などを制限されていました。と畜や皮革産業など、私たちの生活に欠かせない役割を担い、たくましく、賢明に生活していました。
しかし、「死」を恐れ、忌み嫌う我が国古来の「穢れ」の思想の影響などにより、さげすまれる対象となり、その地域に住む人たちへの差別が形成されていったのです。
明治時代になり身分制度は廃止され、その後の同和行政の推進による環境改善策などにより目に見える状況は改善に向かいましたが、就職や結婚などでの差別はいまだ後を絶ちません。
こうした不当な差別を解消していくには、同和問題など、その実態を知り正しく理解していくとともに、差別をしない、させない、許さない人権尊重の思想を普及させていくことが重要です。
区では、関係する人権団体と連携し、「区民企画同和問題講座」など啓発事業を進めています。
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