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公開日:2016年6月15日 更新日:2016年6月15日

【あだち広報2013年8月10日号記事】同和問題コラム

焼肉・ステーキ・ハンバーグ、皆さんは肉がお好きですか?おいしい肉料理が食卓に並ぶには、牛や豚などの命を失わせ、肉を取らなくてはなりません。

同和地区(被差別部落)の人たちの多くは、そうした「と畜」と呼ばれる仕事や死体の処理などの仕事に就いていました。私たちの生活に不可欠な尊い役割を担っているにもかかわらず、感謝されるどころか、わが国特有の死を忌み嫌う「けがれの思想」の影響などから、その人たちに対する差別が形成されていきました。

その後、行政の取り組みや当事者の努力により、住環境など目に見える状況は改善されてきました。しかし、差別の意識は根強く残り、その地域に住む人や関係者は今でも差別を受けています。

具体的には、週刊誌やインターネット上でこの問題に関係する人物としてマイナスイメージを植えつける行為が行われたり、不動産業者による土地に係る歴史調査が行われるなど、差別はなくなったとは言えません。

こうした本人の責任によらない不当な差別をなくすためには、「放っておけばなくなる」といった消極的な意識から、理解を一歩深め、常に「差別をしない、させない」という人権思想を普及していく必要があります。

区では、関係する人権団体と連携し、「区民企画同和問題講座」など啓発事業を進めています。

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