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公開日:2012年8月2日 更新日:2012年8月2日
樹木にはさまざまな病害虫が発生します。これらの虫は不快なだけでなく、他の植物の生育を妨げたり、人に皮膚炎などの被害を与えることがあります。病害虫の早期発見と防除対策に努めましょう。
なお、殺虫剤などの化学物質は人体(特に発達期のこどもたちの健康)や環境へ与える影響が大きく懸念されています。できるだけ、薬剤を使わない害虫防除対策を行いましょう。
年2回発生。樹木の割れ目や樹皮の下などで越冬し、5から6月と7から8月に成虫が発生、葉の裏に産卵します。幼虫は5から7月と8から9月に出現します。幼虫は葉を糸で覆って作った巣で集団生活し、葉脈を残して葉を食べます。
サクラ、ハナミズキ、プラタナス、トウカエデ、ヤナギ、カキ、コナラなど
なし
幼虫が群れをなしているうちに枝ごと切り落としましょう。この時期を過ぎると幼虫が樹木全体に広がってしまうため、発生時期に頻繁に樹木を見回るとよいでしょう。切り落とした枝や葉は踏みつぶす、ビニール袋に入れるなどしましょう。
年2回発生。4月中旬と8月下旬に卵から孵化します。幼虫は糸を吐き、頭をそろえて群生し、成長すると木全体に広がって葉を食害します。
ツバキ、サザンカ、ヤブツバキ、チャなどツバキ科の植物
毒針毛に触れると激しいかゆみと発疹があらわれます。毒針毛は非常に細かく、繊維のすきまから入り込むこともあります。また、直接触れなくても木のそばを通っただけで被害にあうこともあります。
冬のうちから葉裏の卵塊を探して除去するとともに、剪定を行い風通しをよくしておきましょう。幼虫の初期の段階であれば枝や葉をビニール袋で覆って切り取りましょう。作業は風のないときを選び、毒針毛が皮膚に触れないよう気をつけましょう。
年1から2回発生。幼虫は7から10月頃にわたって見られます。木の幹や枝にウズラの卵のような茶色い線の入ったマユが見られ、この状態で越冬します。幼虫は集団で葉裏に寄生し食害するため、葉が透かし状になります。
カキ、サクラ、ウメ、ケヤキ、カエデ、ヤナギなど
幼虫にはトゲがあり、刺されると毒液を分泌するため激しい痛みがあります。
冬に越冬しているマユを見つけたら取り除いておきましょう。幼虫を見つけた際は、枝や葉を切り落としましょう。切り落とした枝や葉は踏みつぶす、ビニール袋に入れるなどしましょう。
幼虫は8から10月頃に見られます。はじめは褐色ですが、成長するにつれ紫黒色になり白い毛が目立ってきます。葉裏に数十粒の卵塊で産卵され、幼虫は集団で葉を食害し、その後分散します。大発生すると、木の下に大量のフンが落ちます。
サクラ、ナシ、ウメ、モモなどバラ科の植物
なし
幼虫が分散する前に枝ごと切り落とします。切り落とした枝や葉は踏みつぶす、ビニール袋に入れるなどしましょう。
幼虫は10月下旬頃から越冬し、6月上旬より孵化します。成虫は6から10月に出現し、7から8月が最盛期となります。
アカマツ、クロマツ、チョウセンマツなどマツ属、カラマツ
幼虫の黒い毒針毛に刺されると激痛があり、腫れ上がります。
幼虫は、冬の間は根元などの狭いところにもぐりこんで越冬するため、マツの幹にワラで作ったこもを巻き、越冬のため移動中の幼虫を呼び寄せて、春に取り除いたワラごと焼却します。
害虫の駆除に薬剤を使用する場合は、次のことに注意しましょう。
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