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公開日:2012年12月25日 更新日:2012年12月25日

容器包装詰低酸性食品に関するボツリヌス食中毒対策について

ボツリヌス食中毒とは

ボツリヌス菌は、土壌や海、湖、川などの泥砂中に分布している嫌気性菌で熱に強い芽胞を形成します。びん詰、缶詰、真空包装食品など、酸素が含まれない食品中で増殖し、強い毒素を作ります。いったん発生すると、呼吸困難などの重篤な症状を引き起こすことがあります。

容器包装詰低酸性食品を取り扱う食品事業者の皆様へ

容器包装詰低酸性食品を取り扱う場合は、食品事業者はボツリヌス食中毒を未然に防止する対策に取り組む必要があります。

容器包装詰低酸性食品の定義

容器包装に密封した常温流通食品のうち、pHが4.6を超え、かつ水分活性が0.94を超えるものであって、120℃4分間に満たない条件で殺菌を行ったもの。
殺菌は容器包装に詰める前後を問わない。

ボツリヌス食中毒の防止策

容器包装詰低酸性食品のボツリヌス食中毒を防止するためには、当該食品の原材料の処理及び当該食品の製造において、以下の(1)又は(2)に示す方法により対策を講じること。

(1)中心部の温度を120℃で4分間加熱する方法またはこれと同等以上の効力を有する方法での殺菌

(2)10℃以下で冷蔵保存

消費者の方へ

消費者の方は、次のポイントに注意し、しっかり予防しましょう。

  1. レトルトパウチ食品(容器包装詰加圧加熱殺菌食品)とよく似た包装であっても、冷蔵保存が必要なものがあります。食品の保存方法を表示で確認しましょう。
  2. 缶詰、びん詰、真空包装食品などが、膨張していたり、食品に異臭があるときは食べないようにしましょう。
  3. 自家製の食品を密封した場合でもボツリヌス食中毒のリスクがあるため、冷蔵保存し、早めに食べましょう。

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