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公開日:2026年3月23日 更新日:2026年3月23日

【ワーク・ライフ・バランス情報誌インタビュー】東京ガスオールワンエナジー株式会社

区内でワーク・ライフ・バランス推進に積極的に取り組む企業を訪問し、お話を伺いました。今回Vol.2でご紹介するのは、竹の塚にある東京ガスグループ地域密着型サービス拠点「東京ガスオールワンエナジー株式会社」です。
(平成29年から令和7年まで 足立区ワーク・ライフ・バランス推進企業)
※「足立区ワーク・ライフ・バランス推進企業認定制度」は各企業の認定期限満了をもって終了

 

【企業概要】
東京ガスオールワンエナジー株式会社
所在地:足立区竹の塚5-2-6
電話:03-3858-1151
業務内容:ガス・住宅設備工事事業
従業員数:300人(令和8年3月1日現在)
ホームページ:https://tg-lifeval.jp/adachi-saitama-e/(外部サイトへリンク)

 

 

社長自ら育児を目的に休暇を取得し、従業員に育休制度の活用を後押し
ワークとライフのバランスを一人ひとりが選択できる
仕組みづくりに挑む地域密着企業

男性比率の高い業界のなかで実績を築いてきた東京ガスオールワンエナジー株式会社は、女性活躍を推進する試みからワーク・ライフ・バランスにも積極的に取り組むことに。働きやすさとプライベートの充実を目指すワーク・ライフ・バランス推進の取り組みについて、社長と総務部長のお二人にお話を伺いました。

代表取締役社長 宮田 武典 さん(左)、総務部 部長 阿部 篤史 さん(右)
宮田さん、阿部川さん(並び)

 「女性活躍ワーキング」が導いた組織の意識改革

Q1.ワーク・ライフ・バランス(以下、WLB)の取り組みを始めたきっかけ

宮田社長1

宮田社長:2017年に東京ガスグループの中で、女性活躍に向けて、環境・組織・キャリアパスに関するノウハウをまとめるために「女性活躍ワーキング」という試みがありました。そこから社として女性活躍推進に本格的に取り組むことで、私たちの意識も大きく変わり、業務の見直し、ルールや仕組み作り、相談窓口の設置など、育児や介護などを含めたワーク・ライフ・バランス全体に関する取り組みがスタートしました。業界のなかでも、女性が活躍するターニングポイントとなった取り組みでした。

 働きがい調査でも高評価!

Q2.WLB取り組み後の変化

宮田社長:東京ガスグループで行った働きがい調査において、「当社の良いところ」に関して、休暇の取得のしやすさ、産休・育休が取得しやすいという結果が出ています。子どもが生まれる時には、男女問わず総務部から育児に関する制度を説明する面談を行っていますし、各種休暇が取得しやすい環境にあると思います。それ以外にも勤務時間、時間外労働時間を減らしたり、自分の時間を大切にすることを私自身が発信したりするなどの取り組みを進め、その成果が、有給休暇の取得率や残業時間の数字に表れていると思います。女性活躍の取り組みを続けてきたことで制度や仕組みが整い、推奨する部署もあるため、女性を採用する時も以前より受け入れやすくなったと感じています。

阿部さん:以前に比べ、男性の育休取得率が上がっています。

宮田さん阿部さん2 

Q3.WLBの取り組みのなかで苦労された経験

宮田社長:育休の取得を推奨していますが、男女で期間に差があるものの数週間から最大2年間、不在になります。人手不足の状況のなか、新たな人を採用することは容易ではありませんでした。現状のメンバーで運営していくための仕事の分担量の差配やフォローのあり方、会社全体でサポートしていくための雰囲気づくり、社内の意識改革など、さまざまな課題がありました。役員である私自身が育児を目的とした休暇(2カ月間)を取得できたのは、周囲の理解と協力があってこそですし、その経験と感謝を今後に活かしていこうと思っています。

育休が当然と思える風土への転換 育児が共通の話題に

Q4.取り組みによる、ご自身および従業員の方の変化

宮田社長:受け入れる側としても、男女問わず育休取得を前提に対応するようになった点が以前からの大きな変化です。また、私自身の変化としては、30代前半の男性社員の育休申請期間が2週間だったことに対して、「それでは短すぎるだろう」と感じるようになったことです。

阿部さん:2022年に男性初の育児休業取得者が現れ、その後、社長も育児休暇を取得。男性でも「子どもが生まれるので育休を取得します」と気を使わずに言える雰囲気があります。育児に関する制度もさまざまあるので、制度を正しく説明し、個々の状況に適した取得を促しています。

Q5.人間関係や社内コミュニケーションなど、職場環境への取り組みや変化

宮田社長:社員とのコミュニケーションにおいて、育児の話など、共感できることが増えたと感じています。私は2024年に代表になりました。現在は、社員一人ひとりと1時間ほどの面談をする時間を設けていますが、女性社員との面談では、育児や教育に関する悩みなどについて相談を受け、自分の経験からアドバイスができたことは、私の中では大きなことでした。

阿部さん:最近は、ハラスメントへの配慮から、プライベートな話題を口にしづらいと感じる社員が増えているように思えます。そのような中で、男性の育休取得が話題にあがる機会が増えたことをきっかけに、子育てのことなど、プライベートな話題も社員の方からしてもらえる雰囲気になってきていると感じています。

宮田社長:社の駐車場でイベントを開催することがあるのですが、そのイベントに社員が家族を連れて遊びにくることが増えたのは嬉しい変化だと思います。ちなみに、3世代にわたって働いていただいている社員もいます。

宮田さん阿部さん3

社員

 受け身から攻めの発信へ。実績がもたらす採用の新機軸

Q6.人材確保におけるWLBの取り組みの効果

阿部さん:有給休暇の取得率でいうと昨年は80%を超えていますし、時間外労働に関しては削減が進んでいます。近年、働くことに関する価値観の変化が見られますが、会社として有給休暇の取得率や男性の育休取得実績など、アピールできる強みが増えたことに一定の効果を感じています。キャリア採用においては、20代など比較的若い方の応募があり2022年度後半から10名以上の方を採用しています。話を聞いてみると、前職と比較した時の休暇や就業時間などにも魅力を感じて入社した方が多いように感じます。有給休暇の取得率なども含め、ワーク・ライフ・バランスに取り組んでいる点に魅力を感じていただけているようですし、既存社員の定着率にも影響を与えていると感じています。今までは聞かれたら答える感じでしたが、今はこちらから実績としてアピールすることができています。

阿部さん

 

 

 社員が輝き、自らバランスを選べる組織作り

Q7.今後取り組んでいきたいこと

宮田社長:まずは、女性の管理職を増やしていくために制度面などを含め、上昇志向のある方が、きちんと管理職を目指せる体制を整備していきます。また、ワーク・ライフ・バランスの観点では、一人ひとりに合ったワークとライフのバランスが選択できるようにしたいと思っています。私たちは営利企業である以上、サービスを展開し、成果をあげなければなりません。同時に、地域と共存していくことが求められています。これらを実現しながら、プライベートの時間も確保し、そのバランスを整えていくことは容易ではありませんが、そこを目指して取り組んでいきたいと思います。社員が輝くことは、お客様へのより良いサービスにつながると考えていますので、今後も社員の満足度を高めていけたらと思います。

社員2

成長を肌で感じる育休のススメ

Q8.今後育児休業を取得しようとしている方へのメッセージ

宮田社長:幸いなことに私は役員でありながら、周囲の協力を得て育児休暇を取得することができました。役員なので、出席しなければならない会議や業務もあったのですが、そこはリモートを活用するなどして対応しました。育児休暇中の出社は、週に1回午前中だけ出社するというような形です。家では、子どもの遊び相手や、家事を多めに担当することが私の役割でした。これから育休を取得する方へのメッセージとして、まずは、親になるのではなく、子どもが親にしてくれているということを感じてほしいと思います。本当に貴重な体験ですので、子どもと関わる時間をどんどん増やしてほしいです。もう一つは、子どもをたくさん抱っこしてくださいということ。抱っこした瞬間に、ある時、子どもの成長を感じる瞬間があるので、そこを逃さないようにしてほしいと思っています。
宮田さん2

 

 

集合写真

取材に訪問した会社前にて

外観

竹の塚にある会社(東京ガス・ライフバル足立・埼玉東店)

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