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公開日:2010年8月9日 更新日:2010年8月9日
水害の原因には、河川の氾濫や堤防の決壊による「外水氾濫」と、地域に降った雨が下水の処理能力を超えて地表にあふれることによる「内水氾濫」があります。
特に都市部では、地表がアスファルトなどで覆われ雨水が地下に浸透しにくいため、内水氾濫が起きやすく、都内では、被害の9割近くが内水氾濫によるものです。このような都市部で発生する水害を「都市型水害」といいます。
平成20年の夏には、狭い地域に短時間で強い雨が降ったことによる被害が多発するなど、近年、夏場を中心に短い時間に狭い範囲で降る「ゲリラ豪雨」が増加しています。局地的大雨や集中豪雨は温暖化などの影響とも言われ、これから増えることが予想されます。また、平成21年8月と10月の台風では区でも道路冠水などの被害が出ています。
都の下水道は、1時間に約50mmまでの降雨量に対応できるようにしていますが、気象庁の報告では、過去約30年間の状況から見て、この能力を超える大雨の発生回数も増加傾向にあるということです。
外出の前は最新の気象情報を確認し、その後の気象状況をしっかりイメージしましょう。「大気の状態が不安定」「雷」などが突然の雨に備えるキーワードになります。
屋外では携帯電話などで気象情報をこまめにチェックしましょう。
また、区のホームページの防災・気象情報、Aメールからも確認できます。
地下施設では地上の水が流れ込むと扉が開かなくなり避難することが困難です。気象情報を確認し、浸水の恐れがあれば、速やかに地下や半地下の場所から避難しましょう。
ひざ下程度の水深でも安全な避難は困難になるため、屋内の高い場所に移動しましょう。
また、移動の際は溝や水路、ふたの外れたマンホールなどに転落しないように注意しましょう。
ブレーキが利きにくくなったり、濁流に流されたりする危険があるため、少しでも高台に移動して停車しましょう。その際、緊急車両の妨げにならないよう駐車し、キーはつけたままにしましょう。
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