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公開日:2021年4月7日 更新日:2024年3月26日

足立区の駅前滞留者対策

もしも外出先で地震が発生したら…「むやみに移動しない!」

 大規模震災が発生し、鉄道などの公共交通機関が停止した場合には、国内有数のターミナル駅である北千住駅では、いわゆる駅前滞留者がおよそ3万人発生すると予想されています。

 地震が発生した直後に、多くの人が一斉に帰宅を開始してしまうと、発災直後に最優先される救出・救助活動の妨げになります。

 また、駅周辺では大混雑が発生し、火災や沿道の建物からの落下物等により負傷するなど、思わぬ事故にまき込まれる危険があります。

 大地震が発生した後は、むやみに移動せず、焦ることなく情報収集に努め、安全を確認し、行動しましょう!

東日本大震災の時の北千住駅前の様子 国道4号線を徒歩で帰宅する人々

 

足立区の駅前滞留者対策の取組み

 足立区では、こうした駅前滞留者対策を強化するために、北千住駅周辺と綾瀬駅周辺の地域で、鉄道事業者や駅周辺事業者などを構成員とした駅前滞留者対策推進協議会(※1)を設置しています。

 平時には、各構成団体の役割分担や地域のルール及び活動マニュアル、エリア防災計画(※2)の策定、訓練により検証等を実施し、実際の大地震の際に混乱が生じないように取り組んでいます。

 そのほかにも、発災後、帰宅困難者を一時的に受け入れるための一時滞在施設や、徒歩帰宅支援として足立区生涯学習センターに情報提供ステーションが開設されます。

 現在、一部の都立施設が一時滞在施設として指定されていますが、区内民間事業者と協定を締結し、施設の確保を進めています(※3)。

 

※1 駅前滞留者対策推進協議会について

  • 北千住駅前滞留者対策推進協議会(平成19年設立)
  • 綾瀬駅等滞留者対策推進協議会(平成27年設立)

※2 エリア防災計画について

 北千住駅周辺地域と綾瀬駅周辺地域において、防災力の向上を図るために、滞留者・帰宅困難者対策とともに、大規模な災害時の避難対策に関して、足立区と鉄道事業者・民間事業者等が連携・協働しながら、目標や取組みを定めたものです。

※3 区内の一時滞在施設一覧

東京都指定一時滞在施設
足立都税事務所 東京武道館
足立市場 北足立市場
足立新田高等学校 足立東高等学校
淵江高等学校 足立西高等学校
足立工科高等学校 城東職業能力開発センター

 

足立区指定一時滞在施設
栗駒電気工事株式会社 パルシステム東京 足立センター
一般財団法人海外産業人材育成協会 医療法人社団徳耀会
株式会社スギモトホールディングス トヨタモビリティ東京株式会社
東京電機大学 足立成和信用金庫 本店
宗教法人善立寺 千住一丁目地区市街地再開発組合
鈴木通信建設株式会社 東京東信用金庫
ALCC東京学院  

令和5年度東京都・足立区合同帰宅困難者対策訓練

首都直下地震により北千住駅周辺に多数の帰宅困難者が発生したとの想定で、駅周辺の混乱防止や滞留者の安全確保のための実践的な取組みについて検証を行いました。

実施日時

令和5年8月4日(金曜日)午前10時から12時まで

実施場所

北千住駅周辺、東京電機大学、足立区生涯学習センター

参加機関

東京都、足立区、北千住駅前滞留者対策協議会、綾瀬駅等滞留者対策推進協議会、鉄道事業者(JR東日本、東京メトロ、東武鉄道、首都圏新都市鉄道)、警視庁(千住警察署)、東京消防庁(千住消防署)、その他

訓練内容

  • 利用者保護訓練
  • 滞留者誘導訓練
  • 一時滞在施設開設・運営訓練

 

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