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公開日:2026年2月5日 更新日:2026年2月5日
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8世紀に中国から象牙彫り技法が伝来したといわれ、17〜19世紀には茶匙、髪飾り、根付けなどに用いられた象牙。現在はワシントン条約によって国際取引が規制されており、2009年以降は輸入されていない。工芸品に姿を変えるのは、登録票が交付されたものに限られる。希少価値が高い上、一本ごとに硬さや柔らかさ、目の入り方が異なるため、職人は一片たりとも無駄にしないための技術を備える。象牙の特徴である滑らかな肌触りや光沢に魅せられる人は多く、印鑑をはじめ、日本の伝統芸能である能や神仏などをモチーフにした置物・根付けが作られている。箏の柱や爪、三味線の糸巻きや駒、バチなどの和楽器にも用いられ、手の汗で滑らず、弦や金具の力をしなやかに受け止める性質を発揮する。力加減に合わせるかのように手になじむ象牙製にこだわる奏者は多いが、和楽器に使用できる硬い象牙の希少価値は高い。それでもなお象牙が珍重されるのは、天然素材ならではの性質に対するニーズが衰えないためである。
※象牙製品の日本国外への持出は原則として認められておりません。
引用元:東京都産業労働局ホームページ「東京の伝統工芸品42品目」(外部サイトへリンク)
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| 片山 トシ子 (片山製作所) |
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