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公開日:2019年4月3日 更新日:2019年4月3日
ミユキ精工株式会社はプラスチック製品の企画・設計・製造を行う企業で、OEM(他社ブランドの製品の製造)を中心に事業展開している。厳しい品質要求や毎年の新製品製作に対応するなど、その技術は高い評価を受けている。
3年前に社長に就任した小暮孝一さんは「OEM製造で培ってきた技術を自社製品開発に反映させ、直接消費者の方に届けたい」という思いで、自社製品を2018年に完成させた。その名は「リポブロック」。名前の由来でもある「立方体」が最大の特徴で、ブロック同士を縦・横・斜めに連結でき、今までの製品では難しかった表現を可能としている。それを体現しているのが、同製品の広告塔でもある「リポマスク」。なんとリポブロックのみで作られたマスク、鎧を人が着脱できる。これは、自由度の高いリポブロックならではだろう。
現在、多くの種類の作例の組立図があるが、「作例はあくまでも作例。自分の好きな形に作るのが本来ブロックの遊び方で創造次第で可能性は無限大」。より多くのお子様に楽しんでもらうために、リポブロックの企画・開発を担うエンジニアは試行錯誤の毎日だ。
また、小暮さんは現在足立区のイノベーション経営塾に参加している。そこで得たアドバイスから、ライトと組み合わせることを想定した半透明なブロックも製造中。
無限の可能性を秘めたリポブロックの研究に一同余念がない。
ミユキ精工株式会社はOEM中心であったため、「営業経験」が少なく、販路開拓がリポブロックを軌道に乗せる上での課題となっている。「足立ブランドに加入することで、展示会等に出ることができるのは大きい」と話し、製品の認知度拡大に期待を寄せる。
ワークショップや区内施設での製品展示など、足立ブランド認定企業はそのほかにもPR機会が豊富。リポマスクがブースを大いに盛り上げる。
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