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公開日:2020年1月1日 更新日:2020年1月1日

~足立大好きインタビュー~ 境川部屋 境川親方・豪栄道関

このまちで、人と夢を育てる。

区内には「境川部屋」と「玉ノ井部屋」の二つの相撲部屋があり、夢をかなえるために若き力士が日々厳しい稽古に励んでいます。境川部屋の境川親方と、区内最高位の大関・豪栄道関に「あだち」の魅力などを語っていただきました。

境川部屋

義理人情のまち「あだち」-境川親方-

地域とのつながりが、厳しい相撲界で戦う支えになる

境川親方部屋を興した当時(平成10年)、このあたり(舎人)は畑しかなくて、うちの部屋が宅地になった第一号だと思いますよ。それから21年が経ちますが、そのころからこのまちには「義理人情」があるなと感じています。ご近所さんとは親戚みたいな付き合いで、「東京足立境川会」という後援会を作ってくださったり、力士が関取に昇進すると化粧まわしを贈ってくださったり、いつも応援してくれています。だからうちも毎年舎人諏訪神社のわんぱく相撲に力士を参加させていて、地域にお返しするようにしています。

そういう地域とのつながりが、厳しい相撲界で戦う支えにもなっています。

 

日暮里・舎人ライナーに感謝

部屋を興したころは、日暮里・舎人ライナーの構想すら知らなかったんです。当時はちょっと不便でしたね。竹ノ塚までバスで行って、電車に乗って・・・。今は日暮里・舎人ライナーがあって、部屋から見沼代親水公園駅がすぐ近くだから、両国国技館まで、40分もあれば行けます。我々や関取衆は国技館へは車で行きますが、若い衆(幕下以下の力士)は公共交通機関を使わないと行けない。私たちのために作ってくれたんじゃないかとさえ思います(笑)。すごく助かっています。

感謝の気持ちが人を成長させる

境川部屋の様子-その1

力士として強くなるには、付け焼き刃のようなことをやっても身につきません。大切なのは一日一日の積み重ねです。相撲は巨体がぶつかるから命がけ。ちょっと油断すると大けがにつながってしまいます。稽古で気を抜いてけがをして、力士人生を棒にふってしまったらもったいない。

それと、稽古は一人ではできません。胸を貸してくれる兄弟子や一緒に稽古をする相手がいないと成り立ちません。仲間がいて、勝負する相手がいて、応援してくれる地域の方がいるから日々成長することができる。だから、感謝の気持ちは常に持っています。それは人として当たり前。

境川部屋の様子-その2

私たち親方の仕事は「人を育てる」こと。相撲の技術もそうですが、人としても成長して欲しい。とは言いつつ、自分が育てられているんですけどね(笑)。相撲を通して本当に様々なことを学んでいます。

 

師匠の教えを胸に、新年を迎える

自分の師匠や先輩方の教えを守っていこうと、お正月を迎える準備はきちんとします。お札やしめ縄は、氏神様の舎人氷川神社で年末に新調します。28日ごろに餅つきをやって、30日にしめ縄を張り替えて。大みそかは稽古を軽くやって、正月は2日ぐらい稽古を休みます。でも相撲界は正月が明けたらすぐに初場所が始まりますから、正月気分に浸っている時間はありません。すぐに本場所に向けて稽古を始めます。稽古場にもしめ縄を張って、神棚のお餅をお供えして、神様に今年も一年よろしくお願いします、という気持ちを示して、気持ちを新たに、一年を始めるんです。

境川部屋-土俵-

あだちは第2の故郷 -大関・豪栄道関-

応援の声が力の源

優勝(2016年秋場所)したときは、舎人五丁目から四丁目までの尾久橋通りを約700mパレードしました。大勢の方に詰めかけていただいて。千秋楽パーティーには区長もいらしてくださいました。いろんな方々に喜んでいただけて、優勝してよかったなと思いましたね。

境川部屋

大阪生まれなのですが、あだちは下町で、温かい人が多く、過ごしやすい場所という印象です。近所を歩いていると「本場所、頑張ってください」と声をかけてくださるので、とても励みになりますし、皆さんの応援があってここまでやってこられたという想いがあります。

地方巡業や本場所が始まると、そのまま2カ月以上帰ってこないこともあります。そういうときは、あだちのまち並みや荒川を見ると「帰ってきたな」という感じがして、ほっとするんです。だいたい15年、人生の半分ぐらい住んでいることになりますから、あだちは第2の故郷です。

 

 

境川豪章

境川豪章(さかいがわひであき)[本名・小林 秀昭]

元小結・両国。昭和37年7月30日生まれ。長崎県出身。日本大学相撲部で主将を務めたのち、出羽海部屋に入門。昭和60年春場所で初土俵。平成4年九州場所後に引退し、12代中立を襲名。平成15年に13代境川を襲名。

 

豪栄道関

豪栄道豪太郎(ごうえいどうごうたろう)[本名・澤井 豪太郎]

昭和61年4月6日生まれ。大阪府出身。埼玉栄高校時代には、高校横綱など11の個人タイトルを獲得。平成17年初場所で初土俵。平成26年に大関昇進。平成28年秋場所では全勝で初優勝を飾る。

 

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