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公開日:2025年1月29日 更新日:2025年1月29日
区内で活動するNPOの活動内容や活動にかける熱い想いをご紹介します!
同学年の20代3人組で結成されたNPO「かけはしエリアマネジメントプロジェクト」は、高齢者コミュニティの講師や指導員のサポートを行っています。作業療法士として病院で働く傍ら、20代で合同会社を起業し、さらにNPO立ち上げに至るまでの熱い想いを代表の川原宇央(かわはらたかお)さんにお伺いしました!
2023年1月、大学時代の友人である林和洋(はやしかずひろ)さんと林さんの友人である久保埜宙紀(くぼのひろき)さんの3人で作業療法の研究やリハビリ事業を行う合同会社ONEBRIIIDGE(ワンブリッジ)を起業しました。並行して2024年4月に代表3名、病院勤務2名(大学の先輩)、高齢者コミュニティの方々と共に地域活動を主体とするNPOかけはしエリアマネジメントプロジェクトを立ち上げました。主に社会福祉協議会や地域包括支援センターから紹介を受けた高齢者コミュニティの通いの場で月に数回ほど、認知症予防トレーニングの講師やコミュニティの課題解決サポート、指導員の育成を地域包括支援センターなどで行っています。
大学の恩師が荒川区と連携して、地域にお住まいの高齢者に介護予防のアプローチ支援の研究を行っていました。私も授業の一環として研究に参加したところ、高齢者の介護予防や孤独・孤立が課題となっている中で革新的な解決に至っていない現状を知りました。そこでなにか課題解決につながる一つの選択肢になれないかとの想いが芽生え、NPOの立ち上げに至りました。
作業療法士を目指したのは、高校生の時にバスケットボール部でけがをした際に、リハビリを支援する作業療法士の仕事があることを知ったことがきっかけです。最初はあまり興味がありませんでしたが、授業が面白く、人のためになれる仕事をしたいと思ったからです。
作業療法士は研究分野に進むか、病院や老人ホームなどで働くかに分かれますが、地域活動を行うことで職域外の業務や様々な経験、出会いがあり、人と人とのつながりが広がっていく気持ちよさを感じます。なんと言ってもコミュニティのマンネリ化を解決する一助になり、皆さんが笑顔で喜んでくれることが良かったです!
介護予防は一人で行うよりも、通いの場などでみんなと一緒になってやることが大事なんです。男性の参加者が少ないので、参加してもらうための工夫が課題だなと思っています。また、事業が軌道に乗っていないと地域活動を継続できないので、自分たちで仕事を取りに行く大変さや苦労がありますが、頑張りがいがあるなと感じています。
足立区が孤独・孤立支援に力を入れていることは耳にしていましたが、実際に地域包括支援センターの職員さんたちの熱量があり、また新規団体の私たちを快く受け入れて利用してくれることが良いと思いますね。また、北千住のにぎわっている感じと、住宅街のゆったりしている感じが街のバランスが良いなと感じますね。学生の頃に住んでいましたが、土地が平坦なので自転車で区内を回るのが楽しいですし、東京の中でも馴染みやすく好きな街です!
高齢者や障がい者が活動する選択肢を減らさないような仕組みを作っていきたいです。「かけはしエリアマネジメントプロジェクト」の名前には、町会や自治会、地域住民が主体のまちづくりができるようにという想いが込められています。私たちが全部を担うことはできないですが、微力ながらいろいろな選択肢を提供できるような「かけはし」になりたいと考えています。一緒に活動したいと思う方は、ぜひお声掛けください!
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Q.川原さんについて教えてください! 富山県出身。東京都立大学健康福祉学部卒業後、同大学院で作業療法士として研究を行う。病院勤務を経て起業。趣味はバスケットボール観戦。中学生の時に八村塁選手と対戦したことがある。最近は仕事が忙しくてできてないですが、麻雀が大好きです(笑) 椅子に座りながら簡単に脚裏を伸ばすストレッチを教えてくれました! |
今回の取材にあたり、協働・協創推進課職員も講座を体験してきました!一見簡単そうに見えたストレッチですが、しっかりと効果があり、筋肉痛になるほど運動不足を痛感しました。
これからもNPOの活動を発信していきます!
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