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公開日:2024年11月28日 更新日:2024年12月10日

令和6年8月の教育委員の活動報告

令和6年第8回足立区教育委員会定例会を開催しました!

本定例会には3件の議案が付議され、審議の結果全て議決されました。

 

議決された主な議案の内容は次のとおりです。

【議案名】
令和7年度足立区立中学校使用教科用図書の採択について

【主な内容】
義務教育諸学校の教科用図書の無償措置に関する法律及び同施行令に基づき、令和7年度から使用する足立区立中学校使用教科用図書を採択するもの


・各教育委員から「令和7年度足立区立中学校使用教科用図書の採択について」に関して、各教科書の推薦理由をピックアップしてご紹介します!
 
【早川委員】数学の教科書の推薦理由

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  • 内容:論理的思考や問題解決能力を養う上で、足立スタンダードで定める「めあて」をキャラクターが指し示し、問題解決を身近に考えられるように工夫されているとともに、他者の異なる考えを検討する場面があることも良い。問題数もちょうど良く、また、新しい概念である箱ひげ図についてもわかりやすく説明されている。

 

【倉橋委員】国語の教科書の推薦理由

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  • 内容:様々な思考法が図やフローチャートを用いて分かりやすく解説されていて、1年生から3年生まで一貫して統一されている。各単元の最初に目標が設定され、最後にも「学びへの扉」として同じ目標が設定されていることから、子どもだけでなく、教師も授業を進めやすい工夫がされている。「語彙ブック」も有用である。

 

【土肥委員】社会(歴史的分野)の教科書の推薦理由

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  • 内容:学習の流れを非常に大切にされている。単元の一番最初の導入の部分で、前の時代と学習する時代のイメージが分かる資料を同時に掲載して見比べ、単元を貫く問いを立て、解決の見通しを持つ構成になっており、生徒が主体的な学習を進めやすい工夫がなされている。

秋田県大仙市に授業視察に行きました!

 足立区では、児童・生徒主体の授業づくりの実現のため、その実践を市内全校で実現している秋田県大仙市へ教員を毎年派遣しています。

 今年度は、現在国が目指す「個別最適な学びと協働的な学びの一体的充実(※)」を通した児童・生徒の「主体的・対話的で深い学び」を、文部科学省のリーディングDXスクール事業を通して具体的に実践している、大仙市立豊成小学校及び中仙中学校に当区教員を派遣したため、8月27日から2日間、倉橋委員が同行し、視察しました。

 豊成小学校や中仙中学校では、端末の画面共有とGoogleスプレッドシートの機能を活かし、児童・生徒自らが自身に合った目標や課題を設定し、先生は、その達成に向けて学びをサポートするような、児童・生徒主体の授業が実践されていました。

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↑写真一番右

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↑写真一番右

倉橋委員の視察を終えての感想

大仙市の授業では、子どもたちが主体となり、伸び伸びと学んでいる印象を受けました。足立区でも大仙市の良い点を取り入れつつ、強みである足立スタンダードを活かし、子どもたちに寄り添った個別最適な授業に取り組んでほしいと思います。今回参加した先生方には、大仙市での経験を活かして、先生方が自校で学びを実践し、他の教員とも共有していくことで、足立区全体でより良い授業環境が整えられることを期待しています。

 

※ 個別最適な学びと協働的な学びの一体的な充実

ICTを活用しながら全ての子どもたちの可能性を引き出す教育の実践のため、以下の2つを一体的に進めた授業展開を行うもの。

(1)個別最適な学び

子ども一人ひとりの特性や学習進度等に応じて、重点的な指導を行ったり、学習方法や教材、学習時間等を柔軟に設定することで、一定の目標を全ての子どもが達成することを目指し、異なる方法等で学習を進めるもの(指導の個別化)

子ども一人ひとりの興味・関心等に応じて、学習活動や学習課題に取り組む機会を提供し、異なる目標に向けて、学習を深め、広げるもの(学習の個性化)

(2)協働的な学び

教員、クラスメイト、地域の人など多様な人との交流を通して、より良い学びを生みだすもの

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