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公開日:2018年11月20日 更新日:2020年3月25日

【野菜販売の最前線】「八百屋さん」のインタビューを掲載します

ベジタベライフロゴ

区では糖尿病対策の柱として、野菜を食べる取り組み「あだちベジタベライフ-そうだ、野菜を食べよう-」を推進しています。

平成25年12月に、東京都中央卸売市場北足立市場・北足立市場協会・足立区の3者で「あだちベジタベライフの事業協力に関する覚書」を締結し、様々な取り組みを行っています。
その一環として、北足立市場の野菜が店頭を賑わせる、地域の「八百屋さん」にスポットを当てたインタビュー企画を実施中です。
区公式フェイスブックで掲載した内容を本ページでも公開しますので、ぜひご覧ください!

インタビュー記事一覧

【第4回】やおさだ(足立区一ツ家二丁目15番7-111号)<令和2年2月取材>

インタビュー協力

外観  有限会社やおさだ
【住所】足立区一ツ家二丁目15番7-111号
【電話】03-3885-0615

インタビュー!足立のまちの八百屋さんNo.4「やおさだ(一ツ家)」-その1

糖尿病対策事業(あだちベジタベライフ 〜そうだ、野菜を食べよう〜)の取組みが始まって丸6年。区にご協力いただいているベジタベライフ協力店は800店舗を超えました。日々、野菜を食べやすい環境づくりにご協力いただいています。
今回の企画、「インタビュー!足立のまちの八百屋さん」では、区が進めるベジタベライフに賛同していただいている青果店の中から、地域に愛されるアットホームなお店をご紹介します。今回は一ツ家二丁目にある青果店、「やおさだ」さんです。
本人写真
インタビューに答えていただくのは、堀部 良太(ほりべ りょうた)さんです。この「やおさだ」はお父さんの捷夫(としお)さんが昭和43年から始められ、もう50年以上、地域に根付く青果店です。花きも扱っており、インタビュー中に訪れるお客さんも野菜だけでなく、切花を購入されていく方も見受けられました。
花
東栗原団地の中にある「やおさだ」が掲げるモットーは「地域密着」。顔馴染みのお客さんが従業員の方と談笑しながら、笑顔で買い物していく様子をみると、地域の憩いの場として安心感がありますね。

良太さんへ話を伺っていく中で、地域に愛されているこのようなエピソードが…
お店を訪れるお客さんの中には、「はじめてのおつかい」で訪れる小さなお客さんもいらっしゃるそうです。
団地の影からはもちろん心配そうに我が子を見つめる保護者の姿。お子さんの成長に一役買っている微笑ましいエピソードでした。
地域から愛されているからこそ、「はじめてのおつかい」の場を任される大きな要因の1つなのではないでしょうか。

以上、ベジタベ担当Sが1回目をお送りしました。
次回は、オススメする野菜と加工品について、インタビューしてまいります。

※「花き」とは、切花や鉢花など観賞用植物のことをいいます。

インタビュー!足立のまちの八百屋さんNo.4「やおさだ(一ツ家)」-その2

現在、「やおさだ」の堀部 良太(ほりべ りょうた)さんへインタビューを敢行中です。それでは、オススメの野菜や加工品を教えてもらうため、店内へ案内してもらいましょう。

まず、店内に入ってベジタベ担当Sはある点に気づきました。
それは、各野菜の値札看板に栄養素からおいしい食べ方も掲示されていること。これは、買い物されている方には嬉しい情報ですね。
値札
さっそく、良太さんに今の時期にオススメの野菜を聞いてみると、「プチヴェールがオススメ!サッとお湯で茹でるだけのシンプルな食べ方がおいしい」と教えてくれました。プチヴェールは芽キャベツとケールを交配させて生み出された新しい野菜で市場へ出回り始めたときの値段は500円以上。シーズン終盤ですが、価格が100円※と安定した今、お安くいただけるのはオトクです。※(価格は令和2年2月21日取材時)
プチヴェール
お店を見回すと、漬物や惣菜など、加工品も多い店内。
その中でもベジタベ担当が気になったのは、「田舎漬」。この「田舎漬」は干し大根に米ぬか・塩・昆布…そして、隠し味に渋柿の皮を入れ、3〜4週間漬け込んだ自信作だそうです。
手間ひまがかかった「田舎漬」、インパクト大です。
田舎漬け

野菜を仕入れるため、良太さんは毎朝2時に起きます。
市場へ朝早くから出向く理由…それは、「相対売り」によって、新鮮な野菜を安定した価格で仕入れるためだそうです。

ところで「相対売り」とは何か?
同行した北足立市場のAさんに伺ってみると、売り手と買い手が事前に交渉し、値段を決めて売買する方法です。「相対売り」は落札できるかどうかわからない「せり売り」とは違い、事前に交渉することで日々安定した数量の野菜を仕入れ、みなさんに提供することができます。

市場と聞けば、買い手が値段をつけ、最高の値をつけた人に売買する「せり売り」のイメージが強いですが、市場のスムーズな流通を図るために、様々な方法が採用されていることを初めて知りました。

朝早くから市場へ出向き、安定した価格でおいしい野菜を提供することができる。
それが、50年以上地域から愛される「やおさだ」の強みなのではないでしょうか。

以上、2回にわたってベジタベ担当Sがお送りしました。
今後も「足立のまちの八百屋さん」の生の声を届けてまいります。

【第3回】H&Dイチカワ(足立四丁目1番1号)<平成30年12月取材>

インタビュー協力

店外写真  H&Dイチカワ
【住所】足立四丁目1番1号
【電話】03-3889-6003

インタビュー!足立のまちの八百屋さんNo.3「H&Dイチカワ(足立)」-その1

「あだちベジタベライフ ~そうだ、野菜を食べよう~」の取組みが始まって、5年!東京都と約2歳の差があった健康寿命の差も約1.5歳に縮まり、ベジタベライフの認知度も高まりつつあります。
日々、旬のおいしい野菜を届ける青果店にスポットを当てるこの企画。それが「インタビュー!足立のまちの八百屋さん」です。今回は、足立四丁目にあるスーパー、「H&Dイチカワ」にお話を伺います。
インタビューに答えていただくのは、社長の市川 和俊(いちかわ かずとし)さんです。昭和8年創業の「H&Dイチカワ」は青果だけでなく、精肉や鮮魚、総菜等も取り扱う老舗中の老舗スーパーです。
本人写真

さっそく、市川社長へお店のモットーを伺ってみると、「HAPPY Days with Healthy&Delicious foods」、健康なおいしさで幸せな毎日という意味だそうです。健康寿命の延伸をめざす「あだちベジタベライフ」とマッチするモットーですね。
ところで、フェイスブックをご覧になっている皆様、気づきましたか?このモットーは、なんと店名の「H&D」の由来になっています。
実は、市川社長へお話を伺う前に、店舗にお邪魔し、リサーチしてたS。総菜コーナーに目を向けると、無添加と掲げられた野菜炒めやきんぴら、大根の煮付が店内の目立つ場所に並んでいました。健康に配慮する市川社長のこだわりが光ります。
惣菜

徹底した無添加にこだわる理由を伺ってみたところ、「活性酸素は万病のもと。食品添加物は、動脈硬化や老化の原因となる活性酸素を発生させる一因となるため、無添加でおいしい食べ物にこだわっている」とのこと。今、店頭に並んでいる大根の煮付も自家製、無添加で天然だしにこだわっているそうです。

健康志向を長年貫く市川社長のこだわりが地域に愛され、80年以上続く秘訣なのではないでしょうか。
以上、ベジタベ担当Sが第1回目をお送りしました。

次回は「旬の野菜」について、インタビューしていきます。

インタビュー!足立のまちの八百屋さんNo.3「H&Dイチカワ(足立)」-その2

現在、「H&Dイチカワ」の市川社長へインタビューを敢行中です。その2では、「旬の野菜」について伺ってみます。

「市川社長、今が旬のおいしい野菜を教えてください」
千寿ねぎ「ネギが寒さとともにおいしくなります。その中でも特にオススメは、千住葱。今でも甘みが出ているけど、白身も青身も寒くなると糖度が増し、もっともっと甘みが出ます。これは、生産者から聞いたことです」とのこと。
これからは鍋料理がおいしくなる季節。ベジタベ担当として、千住葱の甘みを体感すべく、試してみようと思います。
最近は産地直送流通が増える中、市川社長は北足立市場へ足繁く通うそうです。理由を伺ってみると、「北足立市場は全国各地から青果物が集荷されます。生鮮品である青果物は、現物を確認することで、紙情報だけでは得られない質や種類、価格などお客様へおすすめできるポイントを判断できます。インターネットや市場外流通は増えていますが、中央卸売市場は、品物の鮮度が良く、速やかに集荷・分荷・相場形成する大切な役割を果たし、大小問わず小売業にとって、消費者の食生活に多大な貢献をしています。そのため、店舗の近くに市場があることに、大変感謝しています」
たくさんの野菜と情報が集まる市場、そして、市川社長の確かな目のおかげで、おいしい野菜が私たちの食卓に届けられることを深く実感できました。
以上、2回にわたってベジタベ担当Sがお伝えしてまいりました。
今後も、「足立のまちの八百屋さん」の生の声を届けてまいります。

【第2回】荻野青果店(足立一丁目13番14号)<平成29年6月取材>

インタビュー協力

外観荻野青果店

【住所】足立一丁目13番14号
【電話】03-3886-6760

インタビュー!足立のまちの八百屋さんNo.2「荻野青果店(足立)」-その1

こんにちは、こころとからだの健康づくり課 ベジタベ担当Sです。
区とともに野菜を食べる取り組み「あだち ベジタベライフ」を推進してくださっているパートナー的存在、それが「ベジタベライフ協力店」です。昨年度に引き続き、野菜を販売する最前線である「八百屋」にスポットを当てて、インタビューを敢行していきます。今回は、長年、地域から親しまれている「荻野青果店」を2回にわたってご紹介します。

インタビューに答えていただくのは、荻野 保宏(おぎの やすひろ)さんです。荻野青果店のモットーを伺ってみると、ズバリ「地域密着!」。店頭での販売だけでなく、近くの保育園や幼稚園、消防署などへ野菜を配送しています。近隣に住むお年寄りから頼まれれば、野菜を自宅まで届けに行くような、地域の皆さんなどにとって頼りになるお店です。
荻野青果店家族写真

店先の通りが保育園の通園路になっているため、近隣の子どもたちから配送した野菜やくだものについてストレートな感想が寄せられるそう。インタビュー中にも通りがかった親子から、荻野さんへこんな一言が届きました。
「今日のさくらんぼ、おいしかった!」
荻野さんも思わずニンマリ顔。地元の方から親しまれていることがよくわかるシーンでした。

「地域密着!」をモットーに掲げる荻野青果店の強み、それは「家族経営」です。接客は、主に荻野さんのお母さんとお姉さんが担当しているそうですが、その際、なるべくお客さんの年齢層に近い方が接客するようにしているとのこと。お客さんと同じ目線で、野菜の美味しい食べ方や保存方法などをアドバイスすると、自然とお客さんと会話が弾むそうです。確かに、お店の人と年齢が近いと、自分に合った調理方法などが聞けて、つい色々聞いてみたくなりますね。お客さんの年齢層に合わせた接客ができる、この「家族経営」こそが荻野青果店の強みであり、大型スーパーとは違う魅力なのではないでしょうか。

この短い時間の中でも、地域の方々からの信頼の厚さを感じる荻野青果店でした。
以上、ベジタベ担当Sが第1回目をお送りしました。

次回は「旬の野菜」についてインタビューしていきます。

インタビュー!足立のまちの八百屋さんNo.2「荻野青果店(足立)」-その2

こんにちは、こころとからだの健康づくり課 ベジタベ担当Sです。
野菜販売の最前線で活躍する八百屋さんにスポットを当てて、荻野青果店へのインタビューを敢行中です。第2回目は「旬の野菜」について聞いてみましょう。

「荻野さん。6月(取材時)が旬の野菜を教えてください」
すると、枝豆、きゅうり、茄子、トマト、アスパラガス・・・とたくさんの野菜が挙がっていきます。その中で、Sが気になったのは、トマト。

トマトの旬は3月後半から6月で、取材した6月は九州地方産のトマトが食べごろとのことでした。トマトの種類を聞いてみると、桃太郎8(エイト)、ファーストトマト、レディファーストとトマトだけでたくさんの種類が!
その中でも荻野さんのイチオシはミニトマトの「アイコ」
ミニトマトのアイコ

可愛らしい名前の熊本県産ミニトマト。細長く、瑞々しいミニトマトがパックの中にたくさん入っています。この時期の「アイコ」は、水分も少なく、甘みと酸味のバランスがピッタリで美味しいそうです。荻野さんによると、「トマトは、産地によって栽培方法が異なるから、味が全然違うんだよ」とのこと。なるほど!産地をみながらトマトを買うと、選択肢が一段と広がりますね。

ふと、同行していたE係長が、ある野菜が気になった様子。その野菜とは、アスパラでも色が珍しい「パープルアスパラ」。
アスパラ紹介
お隣に並んでいるグリーンアスパラとは違って、なんと生で食べられます。生で食べるのが気になる方は、茹でて食べてもOK!アスパラは生で食べると固いイメージがありましたが、このパープルアスパラはグリーンアスパラより少しやわらかく甘みがあるそうです。色違いで食べ比べてみるのも、味の違いが分かり、面白そうですね。

地域の方から声をかけられ、笑顔で対応する荻野さんは「地域密着!」がピッタリな八百屋のご主人でした。普段、スーパーで買い物を済ましてしまうSも、この機会に八百屋さんも利用してみたいと思います。

以上、2回にわたってベジタベ担当Sがお伝えしてまいりました。次回はまた別の八百屋さんにご協力いただき、インタビュー記事をお届けする予定です。

今後もお楽しみに!

【第1回】大塚青果店(千住寿町38番8号)<平成29年2月取材>

インタビュー協力

大塚青果店(店主)大塚青果店

【住所】千住寿町38番8号
【電話】03-3888-2392

インタビュー!足立のまちの八百屋さんNo.1「大塚青果店(千住寿町)」-その1

こんにちは、こころとからだの健康づくり課 ベジタベ担当のWです。
区と協定を結び、区とともに野菜を食べる取り組み「あだち ベジタベライフ」を推進してくれているパートナー的存在、それが野菜・果物等の青果と花を扱う「北足立市場」です。

全国各地から北足立市場へ集まった新鮮野菜たちは、地元足立区の八百屋さんへやってきます。
そこで今回から、野菜販売の最前線で活躍する「八百屋さん」にスポットを当てて、旬の野菜情報やおすすめの逸品、お店と地域のつながりなど、八百屋さんの魅力を発信していきます。
約2か月に1回お届けする予定ですので、ぜひご覧ください!
第1回目の今回は、千住寿町にある「大塚青果店」を4日間に渡ってご紹介します。

 

北千住駅入口交差点から国道4号線を北上し、千住五丁目交差点を左折。
いろは通りを少し進むと、やがて大塚青果店が見えてきます。
『よぅ、今日はどんなことが聞きたいんだい?』と元気に声をかけてくれたのは、店主の大塚 力(ちから)さんです。
早速いろいろなお話を聞いてみましょう!

Q.大塚さん、今が旬の野菜にはどのようなものがありますか?
『代表的なところなら、ほうれん草や小松菜、ブロッコリーや大根だね。そこに葉がシワシワしたほうれん草があるだろう。ちぢみほうれん草といって、この時期甘みが増す野菜だよ。』

ちぢみほうれん草

そのとき、Wに同行していたE係長があるものを見つけました。
Q.大塚さん、この葉っぱが長い野菜…玉ねぎですか?
『あぁ、それは葉玉ねぎさ。根元の球が大きくなる前に葉がついたまま収穫した玉ねぎで、今がまさに旬。もちろん根元だけじゃなくて葉も食べられるよ。』

葉玉ねぎ

ちぢみほうれん草や葉玉ねぎは、何も知識がないと『この野菜って何?』と少し躊躇しそう。
ですが、お店の人から味の特徴やおいしい食べ方を教えてもらえると、買い物が楽しくなりますね。

ここでW、以前(平成28年6月)北足立市場長にインタビューしたときの、場長の言葉を思い出します。
『八百屋さんへ行く際は、ぜひ漬け物などの加工品にも注目してみると良いですよ。』
せっかく八百屋さんへ来ているので、加工品へのこだわりも聞いてみましょう。
それでは次回へ続きます!

インタビュー!足立のまちの八百屋さんNo.1「大塚青果店(千住寿町)」-その2

こんにちは、こころとからだの健康づくり課 ベジタベ担当のWです。
今回は野菜販売の最前線で活躍する「八百屋さん」にスポットを当てて、大塚青果店へのインタビューを敢行しております。

Q.大塚さん、お店で売っている加工品について教えてください。
『うちは糠(ぬか)漬けと浅漬けを売っているよ。今日はかぶときゅうりの糠漬けを出しているけど、これは店の横に置いてあるタルで漬けた自家製さ。
浅漬けは白菜を出しているけど、もちろんこれも自家製だ。白菜と言えば12月にしか出回らない山東菜(注1)も浅漬けで出すんだけど、これを目当てに年1回だけ現れる客がいるくらい人気なんだよ。』

注1:山東菜(さんとうさい)は丸まらないタイプの大型白菜で、12月のごく短い時期にしか登場しない、非常に珍しい白菜の一種。他市場ではほとんど出回らないが、北足立市場では山東菜専用のせり場が設けられる。

山東菜

大塚さん曰く、漬け物などの加工品は店の独自色を出せるので、他の八百屋さんやスーパーマーケット等との違いが強く表れるそうです。
インタビューの途中で来店したお客さんは、
『漬け物を売っている所はたくさんあるけど、私は大塚さんの漬け物が大好きなのよ。味がしっかりしていて、よその漬け物とは全然違うの。』
と話してくれました。

漬け物

大塚さん、お店のファンからの声援は嬉しいものですよね。
『商売やっていると大変なことも多いけど、常連客からはよく「がんばって店やってよ」と声をかけられているよ。
中には店まで足を運べないお客さんもいるんだけど、そういうときは品物を家庭へ配達することもある。たまに、店にない品物もついでに買ってきてほしいとリクエストされることもあるけどね(笑)。』

大塚青果店(お客さん)

大塚さんの話を伺っていると、一人一人のお客さんを大切にしていきたい、という真摯な姿勢が伝わってきます。
店独自の加工品や品物のラインナップも重要な要素ですが、何よりも「店主の人柄」という魅力が、このお店にはあるのではないかと感じました。
では今回はここまで!次回もぜひご覧ください!

インタビュー!足立のまちの八百屋さんNo.1「大塚青果店(千住寿町)」-その3

こんにちは、こころとからだの健康づくり課 ベジタベ担当のWです。
今回は野菜販売の最前線で活躍する「八百屋さん」にスポットを当てて、大塚青果店へのインタビューを敢行中です。今日が3日目の投稿となります。

Q.大塚さん、八百屋としての1日はどのようなスケジュールなのでしょうか?
『市場のせりは朝7時からだから、毎朝5時には起きて北足立市場へ行っているよ。うちは学校にも野菜を納めていて、野菜を仕入れてからすぐに学校へ急行することもあるんだ。
普通はそのまま店に戻って営業するんだけど、日によってはまた北足立市場へ向かうこともあるよ。北足立市場 役員としての仕事もあるからね。』

大塚青果店(店頭)

Q.店での販売だけでなく、学校にも納めてらっしゃるんですか。
『店からすぐ近くにある千寿双葉小学校に納めているよ。基本的に、その日の朝に市場で仕入れた野菜をそのまま学校へ納めているんだ。品質が良くておいしい品物を、できるだけ安く届けられるように努力しているよ。』

朝仕入れた野菜が、その日の昼に給食として子どもたちに提供される。
とても新鮮でおいしい野菜や果物を、子どもたちが給食で食べることができていているのは、地域の八百屋さんのおかげなんですね。

Wに同行していた東京都職員のS主任によれば、
『時々小学生が市場見学にやってくるのですが、私たちは子どもたちに「昨日給食でどんな野菜を食べた?」と尋ねることがあるんです。
子どもからは色々な答えが返ってくるのですが、私たちはいつもこう伝えています。「みんなが食べている野菜は、地域の八百屋さんが届けてくれている。だから給食でおいしい野菜が食べられるのは八百屋さんのおかげなんだよ」と。』

足立区は「おいしい給食」を着実に推進してきましたが、実は、八百屋さんはそれを陰で支えている存在だったんですね。
インタビューを通して、八百屋さんが地域にとって重要な役割を担っていることがよく分かりました。

今回の記事で、皆さんが少しでも八百屋さんを身近に感じてくれると嬉しいです。
大塚さん、ご協力いただきましてありがとうございました!

さて、大塚さんへのインタビュー自体はこの投稿で終了となります。
ですが、大塚さんと話しているうちに、Wの中で八百屋さんにまつわる懐かしい記憶が蘇ってきました。
今回のインタビューを通して感じたことなども交えて、次回の最終回をお送りしたいと思います。
それでは、次回もよろしくお願いいたします!

インタビュー!足立のまちの八百屋さん1「大塚青果店(千住寿町)」-その4

こんにちは、こころとからだの健康づくり課 ベジタベ担当のWです。
昨日まで、野菜販売の最前線で活躍する「八百屋さん」にスポットを当てて、大塚青果店へのインタビューをお届けしました。
今回の投稿では、大塚さんへのインタビューを通してWが感じたことや、Wと八百屋さんの思い出について触れて、大塚青果店編の最終回にしたいと思います。

大塚さんへのインタビューをしていて思い出したのですが、実はW、(もう20年近く前ですが)幼年期によく八百屋さんへ行っていました。
当時神奈川県の某市在住だったWは、4兄弟の長男ということもあり、小学1年の頃から一人で買い物のおつかいをしていました。
そのときに、近所の八百屋さんもおつかいコースに入っていたことを思い出したのです。

お店の人は、Wを見るといつも元気に声をかけてくれて、今日はこんな野菜があるよ!という話から、今日の給食はどんなものが出たの?といった話まで、毎回色々な会話をしていました。

母親から渡されたメモの通り野菜を買うと、時には値段をまけてくれたり、おまけに果物を付けてくれたり…
その店では天井から吊り下げられたザルに小銭が入っていて、そこからお釣りをくれるのですが、『お母さんには内緒でな』と笑いながら小さなお菓子をくれたことを、よく覚えています。
この頃の体験のおかげで、Wのコミュニケーション力の基礎が作られたのかもしれません。

大塚青果店(ポスター)

こんな八百屋さんの記憶と、今回の大塚さんへのインタビューを通して感じたのは、八百屋さんはお客さんとの会話をとても大切にしていて、そのやり取りから色々な発見ができる、ということです。

最近は生鮮食品も通販で買えたり、スーパー等ではセルフレジが導入されていたりと、自分一人だけで買い物を完結させることができる、便利な時代になりました。
Wもそんな環境に慣れた一人で、とかく普段の食事も決まったパターンに固定されがちです。

ですが大塚さんとの会話を通して、未知の野菜や知らなかった料理法など、新たな発見に出会うことができました。
ここに来なければ、一生存在を知ることのなかった野菜や味覚もあったはずです。
今回のインタビューはとても新鮮な体験で楽しい時間でしたし、これこそが八百屋さんの魅力の1つなのではないかと思います。

普段八百屋さんを利用していない方は、いきなり八百屋さんへ行こうと思っても躊躇するかもしれません。
けれど、一人では行きにくくても、例えば親と一緒に寄ってみるとか、食べ物の勉強を兼ねてお子さんと一緒に行ってみるとか、ぜひ気軽な気持ちで八百屋さんを訪ねてみていただければと思います。
きっと、人間味あふれる個性豊かな店主が、元気よくあなたを出迎えてくれるはずです。

以上、4回にわたってベジタベ担当Wがお伝えしてまいりました!
次回はまた別の八百屋さんにご協力いただき、インタビュー記事をお届けする予定です。
今後もお楽しみに!

ご覧いただいた皆様、ありがとうございました!

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