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公開日:2024年1月5日 更新日:2024年4月1日

【ヤングケアラーについて考える】
ヤングケアラーのことをよりよく理解するためのヒント

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ヤングケアラーのことをよりよく理解するためのヒント

厚生労働省令和3年度に子ども・子育て支援推進調査研究事業として実施した調査研究における有識者委員がヤングケアラーと接する中で感じた「ヤングケアラーの事をよりよく理解するためのヒント」が紹介されています。ヤングケアラーを支援する関係機関にとどまらず、一般にヤングケアーについて考えていただく視点なると考えますので、引用掲載します。

 

ヤングケアラーは、成長や発達の途中でケアを担うため、年齢に合わない過度な負担を子ども時代に負った場合、その後の人生にまで影響を受けることがある
子どもは自分の家庭しか知らずに育つことが多く、客観的な視点も持ちにくいことから、自分の担う家庭内役割が他と異なることに気づきにくく、現在の状況が当たり前だと感じていることが少なくない。
本人や家族に自覚がない状態では、自分からサポートを求めることも難しい
家庭のことを知られたくないと思っていることも多い。家族に病気や障害を抱えた人がいることを恥ずかしいと捉えている場合や口止めされている場合もあり、家庭のことは隠すべきものと思っていることもある。
本人としてはケアをしたくないわけではなく、負担になっていても大切な家族のために自分からケアをしたいという想いがあることも少なくない。ケアすることを否定されると自分がしてきたことを否定されたように思ってしまうこともある。
ケアをしている状況について可愛そうと憐れまれることを嫌がる場合もある。家族をケアすることで優しくなる、責任感が芽生える等の良い側面もあり、単純に悪いことだと思われたくない。
ケアを受けている家族を悪く言われたくないと感じている場合も多く、ヤングケアラーの役割を子どもに担わせているという理由で家族が責められることで本人も傷つく可能性がある
信頼できる大人はいないと思っていることもある。大人に助けられた経験が少なく、人に頼ろう、相談しようという発想がない場合もある
家族が時間的、精神的に余裕がないことも多く、本人は話を聞いてもらう機会が少ない場合もある
大人の役割を担うことで他の子どもと話が合わないことや大人びていることがあり、また、現実的に遊ぶ時間がないこともあって、孤独を感じやすい

 

(出典)厚生労働省令和3年度子ども・子育て支援推進調査研究事業「多機関連携によるヤングケアラーへの支援の在り方に関する調査研究報告書(有限責任監査法人トーマツ)」

 

関連情報

こども家庭庁ホームページ

こども家庭庁作成のPR動画、調査研究資料などが掲載されています。

https://www.cfa.go.jp/policies/young-carer/

こども家庭庁支援局虐待防止対策課
代表.03-6771-8030

 

文部科学省ホームページ

調査研究やヤングケアラー支援に向けた連携プロジェクト等のリンクがまとめられています。

https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/seitoshidou/1387008_00003.htm

 

東京都におけるヤングケアラー支援

オンライン相談などを行っている団体情報等が掲載されています。

https://www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp/kodomo/kosodate/young-carer.html

 

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