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公開日:2019年10月16日 更新日:2025年7月25日
HIVは、正しい知識と予防法を知ることで安心につながります。
HIVに感染していても、薬を飲み続けることでエイズの発症を予防したり、遅らせることが可能です。
また、治療により体内のウイルス量が十分に減った状態では、感染力はありません。
HIVの感染力は弱く、社会生活の中でうつることはまずありません。主に3つの経路で感染します。
性行為による感染は、最も多い感染経路です。血液・精液・膣分泌液から粘膜や傷口を通って感染します。性行為におけるコンドームの正しい使用は、HIV感染予防にとって有効な手段です。
注射の回し打ちなどにより注射器や針を共有し、ウイルス量が多い血液が体内に入ることで感染します。
ウイルス量が多い母親から、妊娠中や出産時、授乳時に赤ちゃんに感染しますが、治療薬や帝王切開によって、感染はほとんど予防できます。
電車の手すり、握手、咳やくしゃみ、プールやお風呂、同じ皿の料理を食べるなど、日常生活の中では感染しません。また、輸血用の血液や血液製剤は、エイズ抗原検査がされているため、輸血時の心配はいりません。
HIVとは、ヒト免疫不全ウイルスのことで、それに感染したことをHIV感染といいます。エイズとは、HIVに感染して数年経過し、免疫低下により23種類の指定されたいずれかの疾患を発症した状態です。
令和6年、東京都で新たに届出報告されたHIV(ヒト免疫不全ウイルス)の感染者は228件、エイズ(後天性免疫不全症候群)は62件です。
年代別の報告数は、HIV感染者は20代、エイズ患者は30代が最も多くなっています。
HIVは、感染しても症状がほとんどなく、感染しているかどうかは検査を受けなければわかりません。より早期の発見につながれば、適切な医療を受けることができます。
保健所ではHIV・エイズに対する不安を取り除き、正しい知識を普及するために相談をお受けしたり、匿名・無料での検査を実施しています。
レッドリボン
エイズへの理解と支援のシンボルです。
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