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公開日:2019年10月16日 更新日:2023年7月10日

正しく知ろう!HIV・エイズ・梅毒のこと

HIVは、正しい知識と予防法を知ることで安心につながります。

HIVに感染していても、薬を飲み続けることでエイズの発症を予防したり、遅らせることが可能です。

また、治療により体内のウイルス量が十分に減った状態では、感染力はありません

感染経路について

HIVの感染力は弱く、社会生活の中でうつることはまずありません。主に3つの経路で感染します。

1 性行為による感染

性行為による感染は、最も多い感染経路です。血液・精液・膣分泌液から粘膜や傷口を通って感染します。性行為におけるコンドームの正しい使用は、HIV感染予防にとって有効な手段です。

2 血液感染

注射の回し打ちなどにより注射器や針を共有し、ウイルス量が多い血液が体内に入ることで感染します。

3 母子感染

ウイルス量が多い母親から、妊娠中や出産時、授乳時に赤ちゃんに感染します。治療薬や帝王切開などで感染は、ほとんど予防できます。

※下記の内容では、感染しません

電車の手すり、握手、咳やくしゃみ、プールやお風呂、同じ皿の料理を食べるなど、日常生活の中では感染しません。

また、輸血用の血液や血液製剤は、エイズ抗原検査がされているため、輸血時の心配は、いりません。

HIVとエイズについて

HIV感染とエイズの違いは?

HIVとは、ヒト免疫不全ウイルスのことで、それに感染したことをHIV感染といいます。エイズとは、HIVに感染して数年経過し、免疫低下により23種類の指定されたいずれかの疾患を発症した状態です。

HIV感染者・エイズ患者報告数

令和3年、東京都で新たに届出報告されたHIV(ヒト免疫不全ウイルス)の感染者は294件、エイズ(後天性免疫不全症候群)は63件です。

年代別では、HIV感染者は20から30歳代が全体の72%、エイズ患者は30から50歳代が多くなっています。

相談について

HIVは、感染しても症状がほとんどなく、感染しているかどうかは検査を受けなければわかりません。

HIV・エイズに対する不安を取り除き、正しい知識を普及するために相談をお受けしたり検査を実施しています。

相談先

感染症対策課で相談を受け付けています。 (電話03-3880-5378)

エイズ相談・HIV抗体検査について

エイズ相談・HIV抗体検査の日程

 

【レッドリボン】

レッドリボン

エイズへの理解と支援のシンボルです。

 

梅毒について

梅毒とは

梅毒は、性的な接触(他人の粘膜や皮膚と直接接触すること)などによってうつる感染症です。原因は梅毒トレポネーマという病原菌で、感染すると全身に様々な症状が出ます。
早期の薬物治療で完治が可能です。検査や治療が遅れたり、治療せずに放置したりすると、長期間の経過で脳や心臓に重大な合併症を起こすことがあります。また完治しても、感染を繰り返すことがあり、再感染の予防が必要です。

症状

感染後約3週間から6週間の潜伏期のあと

性器・口の粘膜の「ただれ」「できもの」「足のつけ根のリンパ節の腫れ」がみられます。

感染後数カ月後

手のひら・足の裏・体に「赤茶色の発疹」がみられます。

感染後数年後

全身で「炎症症状」が進行し、心臓・目・神経症状などがみられます。

※感染しても症状がない場合がありますが、感染力はあります。

相談

感染症対策課で相談を受け付けています。 (電話 03-3880-5378)

梅毒検査について

エイズ相談・HIV抗体検査の日程

関連情報

東京都エイズについて(外部サイトへリンク)

エイズ予防財団(外部サイトへリンク)

保健所マップ(外部サイトへリンク)

梅毒・東京都情報感染症センター(外部サイトへリンク)

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お問い合わせ

足立保健所感染症対策課事業調整係

電話番号:03-3880-5372

ファクス:03-3880-5371

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