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公開日:2024年4月1日 更新日:2024年4月9日

自動販売機の環境配慮への取組み

ゼロ宣言ロゴ

 

足立区では、区施設に設置されている約150台の自動販売機について、令和6年度から5年間をかけて、環境に配慮した商品の取り扱いを増やした自動販売機への入れ替えを行っていきます。

目的

自動販売機での環境配慮に取り組む理由として、地球温暖化対策としてのCO₂排出削減があります。
ペットボトルをはじめとするプラスチック製品は石油を原料として作られているため、焼却の際に発生するCO₂は純粋な増加となります。

全てのペットボトル製品を使用しないことは困難ですが、環境に配慮した製品に代えていくことで、CO₂排出削減を目指していきます。

環境に配慮した商品とは

1 ボトルtoボトル(水平リサイクル)製品

使用済みペットボトルを原料化(リサイクル)し、新たなペットボトルに再利用することを指し、水平リサイクルともいいます。
新たな石油由来の資源を使わず、使用済みペットボトルを原料とした再生樹脂を使用することで、大幅なCO₂排出量の削減が期待できます。

2 環境負荷の少ないペットボトル製品

・再生ペットボトル

原料の一部または全部に再生PET樹脂を使用した製品です。全てを新たに合成したPET樹脂を使用した場合に比べて、CO₂排出量を抑制することができます。

・バイオペットボトル

植物由来原料を製品の一部に使用した製品です。植物由来の製品については、その植物が成長する際にCO₂を吸収するため、焼却時に排出されるCO₂排出量はプラスマイナスゼロ(カーボンニュートラル)であると考えられています。
※ 植物由来原料100%を使用したペットボトルの製造についても、各企業が開発に取り組んでいますが、2024年2月現在はまだ実用化には至っていません。

3 缶・紙パック

使用済み飲料用アルミ缶のリサイクル率は93.9%(2022年度)、スチール缶のリサイクル率は92.7%(2021年度)と高く、新たな地金を製造することと比べると、再利用することによりCO₂の排出量は30分の1になるそうです。
出展:アルミ缶リサイクル協会(外部サイトへリンク)スチール缶リサイクル協会(外部サイトへリンク)

紙パックは、リサイクルに出すことでラミネート部分は取り除かれ、トイレットペーパーやティッシュペーパーなどとして利用することができるようになり、資源を有効活用することにつながります。

区施設での取組み

区施設に設置する自動販売機について、令和6年度に入れ替え対象のものには、入札に際し以下の3通りの条件を付しました。

1 ペットボトル商品について、全てボトルtoボトル(水平リサイクル)を実施すること。

2 ペットボトル商品について、全て再生ペットボトルもしくはバイオペットボトルを使用した製品にすること。

3 ペットボトル商品について、新たに合成したPET樹脂を使用した製品の割合を、全体の30%以下にすること。

1に該当する自動販売機については、各企業において取組み内容が掲示されています。2及び3に該当する自動販売機については、以下のマークが掲示してあります。

自販機PR

 

取組みによる環境効果

自動販売機で販売されている商品のうち、特にペットボトル製品については、リサイクルせずに廃棄する場合とリサイクルする場合では、CO₂排出量に42%もの差があるといわれています。

出展:PETボトルリサイクル推進協議会ホームページ(外部サイトへリンク)

この取組みによって削減される可能性のあるCO₂排出量は、令和6年度で5,075kg-CO₂相当と試算しています。

※区施設では、令和6年度から(1)ボトルtoボトルを実施する自動販売機を6台、(2)全てを再生ペットボトルまたはバイオペットボトルを使用する自動販売機を5台、(3)新たに合成したPET樹脂を使用した製品の割合を全体の30%以下にした自動販売機を13台導入しています。
リサイクルしない場合のCO₂排出量を140g/本、リサイクルする場合のCO₂排出量を82g/本、ペットボトルの平均売上を1台当たり年間5,000本と仮定し、(1)、(2)の場合は全て、(3)の場合は2,800本を、リサイクルしない場合からリサイクルする場合へ変更したとして算出。

 

リサイクルリリー

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