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公開日:2021年3月8日 更新日:2021年3月8日
©足立・本木水辺の会
写真は、令和元年10月に発生した台風19号が過ぎ去った後の荒川河川敷(千住元町地区)の様子です。
ペットボトルなどの容器包装を中心に、たくさんのプラスチックごみが流れ着いていることがわかります。
多くのごみは川を流れていき、最終的に海へとたどり着きます。そして海にも様々な悪影響を及ぼしているのです。
海洋プラスチックごみ問題は海のない足立区にも大きく関係のある問題なのです。
こんなにもたくさんのプラスチックごみはどこから荒川までやってきたのでしょうか。
その多くは市街地から風などに乗ってやってきたものと言われています。
ごみの中でも特にプラスチックごみは自然界で分解されにくく、水の中を漂っているうちに細かく砕け、マイクロプラスチックという直径5mm以下の細かい粒となります。
このマイクロプラスチックを小魚が食べ、その小魚をより大きな魚が食べ、さらに大きな動物が食べ…を繰り返すことで、マイクロプラスチックが生き物の体内にどんどん蓄積されていくのです。
最終的には、それらの魚等を食べた人間の体内にもマイクロプラスチックが蓄積していき、健康被害を及ぼすことも懸念されています。
マイクロプラスチック(画像提供:東京農工大学)
1.リデュース(ごみを減らす)
プラスチックごみによる汚染を食い止めるために最も大切なことは、私たち一人ひとりが使い捨てプラスチックの使用を減らすことです。
マイバッグを常に持ち歩き、買い物の際に不要なレジ袋をもらわないようにしましょう。
また、外出する時には、水筒などのマイボトルを持って行き、ペットボトル飲料の購入はできるだけ控えましょう。
2.ごみを拾おう
個人でも無理なく拾えるようなごみを見つけたら拾って適切に処理することも大切です。また、地域のごみ拾い活動などに参加してみましょう。
3.プラスチックごみ問題を周りの人に知らせよう
周りの人にプラスチックごみ問題について話し、たくさんの人に知ってもらいましょう。
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