ここから本文です。
公開日:2024年1月23日 更新日:2022年1月9日
23区合同説明会において、計2回、区長講演を実施しました!
参加者のみなさまからいただいた質問と回答を掲載していますので参考にしてください。
A 「美しいまち」は「安全なまち」を合言葉に、「ビューティフル・ウィンドウズ運動」を実施し、刑法犯認知件数の減少及び体感治安の向上をめざしています。
区内刑法犯認知件数の増加に関しては、ターゲットを見定め対策を行っています。中でも、全区内刑法犯認知件数中1位の自転車盗対策の強化として、令和5年度からは自転車盗の中でも被害が多い10代から20代の若年層をターゲットに、鍵をかけた高校生に区内マクドナルドで使用できる割引クーポンを配布する「自転車カギかけありがとうキャンペーン」を実施し、区内刑法犯認知件数の減少に日々努めています。
A刑法犯認知件数の状況や、区の負のイメージに関して自分ごととして受けとめ、積極的に活動に参加くださる人が増えていることです。
A 1つは刑法犯認知件数に一喜一憂しなくとも良いような圏外への脱出。また「交通ルールや喫煙などのマナーが悪い人が多い」ことが区民の体感治安に影響していることがわかっているので、そのような面での区民一人ひとりの自覚がしっかりしてきた時です。
A 刑法犯認知件数に一喜一憂する必要のない、圏外への脱出。
A 刑法犯認知件数を減らすだけでなく、マイナスイメージを覆い隠すようなプラスのイメージを作り出していくことが必要で、今はその生産途上と言ったところ。どのように長い年月がかかろうと、やり抜かないといけません。特に若年者の自己肯定感にも大いに影響してくるので。
A 現在、シティプロモーション課で新年度の計画を立案中です。
これまで展開してきた区内・区民に向けたシティプロモーションに加え、Webニュースサイトでの情報拡散、SNSや交通広告を活用した広報など、区外に向けた情報発信を強化することで、根強く残るマイナスイメージを払拭し、プラスイメージへの転換を図っていきます。
A 区民の健康課題である「糖尿病対策」に重点を置いた健康づくり事業を平成25年から進めています。
具体的には、「住んでいるだけで 自ずと健康になれるまち」をめざし、3つの基本方針に沿って事業を展開しています。
1 区内の飲食店等と連携した「野菜を食べやすい環境づくり」
2 保育園や学校等と連携した「子ども・家庭の望ましい生活習慣の定着」
3 医療機関等と連携した「糖尿病の重症化予防」
さらに、今後は「働き世代の健康づくり」を基本方針に加え、様々な状況の方へのアプローチを広げていきます。
A 「単語・文法などを覚える」英語から、実社会で「使える英語」を身に付けられる英語教育へと転換を図るべく、教員研修に力を入れるとともに、授業実践の良い事例を教員間で共有し、区全体の授業の質の底上げを図っています。また、ALT(外国語指導助手)の配置や大学連携の一環で留学生との交流など、児童・生徒が直接ネイティブスピーカーとやり取りする場面を多く設定しています。
A 子どもの希望をかなえてあげたいと考えております。そのため、子どもの将来の目標を実現するための道筋を一緒に考え、利用可能な制度を説明しながら、保護者が反対する理由や不安を解消していきたいと思います。
A 経済的な困窮から抜け出すには、やはり基礎基本となる学力は必要だと考えます。その上で一定の収入が得られる就労や、資格取得などに繋がる様々な継続的支援策が自治体の果たすべき使命だと。
A 「環境面への働きかけ」を中心とした施策としては、居場所を兼ねた学習支援や「はばたき塾」「足立ミライゼミ」などが挙げられます。いずれも経済的な理由で塾に通えない子を対象に高校・大学受験のための学習支援をしています。そのほか、子ども食堂などを運営する団体の活動に対して補助を行っています。
また、若者のメンタル面や生活全般の悩みなどの相談には「あだち若者サポートテラスSODA」において精神科医などの専門スタッフが必要な支援に繋げています。
A 前述の塾代・学習支援のほかに給付型奨学金、高校生応援支援金、高校生の食の支援など様々あります。あだち子どもの未来応援基金を活用した取り組みとして、欠食児童・生徒に対する学校での補助食の提供や、夏休み期間中の食の支援が必要な小・中学生に健康維持を図る目的として週1回食材を配達しています。
また、足立区の姉妹都市や友好都市のツアーに参加する貧困世帯の児童・生徒に対して、参加費を補助し、経験・体験機会を提供しています。
A 「学力」の面では、1人1台のタブレット環境を活用して「個別最適な学び(一人ひとりに合った学び)」の実現に向け、基本的な知識・技能の効率的な習得に有効なAI型ドリル教材「Qubena」を導入し、児童・生徒個々のつまずき解消に取り組んでいます。また、当区はGoogleパートナー自治体となっており、授業でのクラウド活用も推進しています。まだまだ十分とは考えていませんが、ICTのメリットである「試行の繰り返し」「思考の可視化」「瞬時の共有化」を通じて児童・生徒が互いに教え合い、学び合う協働的な学びを実現すべく、授業の質的向上をめざします。
「貧困の連鎖」の面では、「足立ミライゼミ」「高校生の居場所を兼ねた学習支援」「高校生応援支援金」の利用申し込みをオンライン申請システムで受け付けています。また、足立区独自の施策として、ポピュレーションアプローチの一環とした予防接種等のプッシュ型通知など、子育て支援を一括して管理できるアプリケーションの導入を検討しています。
A 足立区は社会の「あたりまえ」を実現するため、他区に先駆けてオンライン申請の機能強化やキャッシュレス決済の仕組みを導入しました。特に保育施設の入所申請についてはオンラインでの申請が7割を超え、保護者のみなさまからご好評をいただいています。
A 足立区のDXは、区民サービスを向上させながら、職員の業務効率化も実現していくという両方面から進めています。区民サービス向上では、オンライン申請、オンライン相談、キャッシュレス決済、申請書作成支援のシステムを導入しました。内部の業務効率化では、RPA(操作自動化)、AI-OCR(書類の電子化)、AI音声分析(音声の電子化)のシステムを導入しました。今後もデジタルツールを使いこなして改革を実現できる職員を育成し(あなたたちです!)、さらにDXを推進していきます。
A 足立区では、養育困難や生活困窮を未然に防ぎ、健やかな親子の成長を支える仕組みとして、平成28年度より「あだちスマイルママ&エンジェルプロジェクト(ASMAP)」を開始しました。妊娠届出時のアンケート結果をもとにリスクを評価し、特に支援が必要な妊婦には母子保健コーディネーターが「気づく・支える・つなぐ・見守る」の4つのステージによって、妊娠期から子育て期まで切れ目ない支援を提供します。
加えて、令和5年度からは、全ての妊産婦を対象とした「あだち出産・子育て応援事業」を開始しました。それぞれの家庭の状況に合わせ、「伴走型相談支援」と「経済的支援」を一体としたきめ細やかなサポートに努めています。
A 子どもの個々の状況に応じ、様々な放課後の居場所支援を行っています。
また、令和6年度は、高校生まで夏休みの講座の一部や、スポーツ・文化施設の入場料金等を無料化し、誰でも気軽に体験活動ができる環境を整える予定です。さらに、夏休みの間は銭湯を無料化も検討しています。
さらに、子どもの意見を聞く仕組みを構築することで、こどもまんなか社会に向けた施策展開を行う予定です。
A 外国にルーツを持つ子どもの支援に力を入れており、学校内における支援に加え、放課後に日本語や教科の学習ができる場を提供しています。また、学習だけでなく、職業体験などの体験活動の機会を設けるほか、3者面談や保護者会を実施するなど保護者にも寄り添い支援に取り組んでいます。
A 例え困難な要望でも、どうやったら相手の気持ちに応えられるのか丁寧に考え、行動すること。100%の回答でなくとも、出来る範囲で着地点を模索すること。当区の「ゴミ屋敷」事業は、「これをやらずして、退職出来ない」という一人の管理職の思いから立ち上がった事業です。若い時には解決できなかったことが、経験を積む中でも諦めず、自身の中で育みつつ、最終的に事業化した好例です。
A 自殺は、個人的な問題と捉えられがちですが、その多くが追い込まれた末の死であり、防ぐことができる社会的な問題です。足立区では社会全体で自殺対策を推進するために、次の4つの柱を軸に自殺対策に取り組んでいます。1 自殺対策を支える人材育成 2 当事者に対する支援 3 地域におけるネットワークの強化 4 区民への啓発と周知。今後も足立区は、「気づく つながる いのちを守る」をキャッチフレーズに、誰も自殺に追い込まれることのない「生き心地の良い足立区」をめざしていきます。
A 片方だけが得をする一方通行ではお付き合いは長続きしません。互いにWin-Winの関係でないと。例えボランティアであっても会社のCSRに繋がるような促しをするなど、継続的なご協力がいただけるよう心掛けることが必要です。
A 足立区独自の30分ルールがあります。事件や事故が発生したら、出来る限り早く区長を含む管理職にメール等で報告するルールです。情報は待っていても決して上がって来ません。特に組織にとってリスクとなる様々な情報程、途中で滞ってしまうのが通常です。そこを徹底的にルール化することで、情報の流れをスムーズにしています。
組織力は危機に直面した時にこそ如実に現れます。コロナ禍にあって、職員が職務を複数兼任し、衛生部など影響を全面的に被った職場を支えたことは誇りです。
A 令和3年度、足立区花畑エリア(埼玉県草加市と隣接)に、6大学目となる「文教大学国際学部・経営学部」を誘致しました。
現在は、「地方大学・産業創生法」により、23区内の大学定員を増やすことができないため、誘致は検討していません。
A 4つのボトルネック的課題(治安、学力、健康、貧困の連鎖)の解決。
A ビューティフル・ウィンドウズ運動の始まりの頃、「刑法犯認知件数ワーストワンからの脱却」を旗印にした時、議会から「ワーストワンと連呼する区長こそ、区のイメージを悪くしているのでは?」と指摘されたことがありました。認知件数が減少することにより、そのような声は無くなりました。要は結果を出すまで粘り抜くことかと。
A 距離感でしょうか。顔の見える関係を意識して、H P等を通じて区民の方から寄せられる意見には全て目を通していますし、出来る限りイベントなどには参加して、コミュニケーションを取るよう努めています。
A 区政の透明性の確保です。取り組んでいることは多々ありますが、特に職員の不祥事、事件や事故は、マスコミ発表の指針を定めて積極的に公表しています。公表に恣意性が絡むと後ろ向きになりますから、都合の悪い情報こそ、隠さずに出していく姿勢が区民の皆様からの信頼を得る第一歩だと考えています。
A 令和5年執行の足立区議会議員・足立区長選挙では、投票率が低い若年層向けにラッパーを起用した啓発動画を作成し、投票率向上への取り組みを行いました。
区公式YouTubeで約3万回再生され、令和元年の区議・区長選挙に比べ、18歳で0.57ポイント、20歳代で0.81ポイント、30歳代で1.04ポイント、40歳代では、1.71ポイント投票率が上昇しました。狙いを絞った啓発が、若い世代や働き世代の投票率向上に一定の効果があったものと考えています。
今後は、次世代を担う中・高校生に対して主権者教育をさらに強化していきます。選挙や政治について知ることで、政治はわからないという不安を解消し、また、早い段階から社会の一員、主権者という自覚を育むことを通して投票率アップに繋げていきます。
A 今後は、区民の得意なことやスキルを生かしあって、やりたいことを実現できる新しいコミュニティの循環をより強固なものにしていきます。具体的には、ぐるぐる博を複数回行うなど、やりたいことを実現する場を区内各地に増やしていきたいです。
A もちろんです。やりたいことをやっているうちに、自然に思いも湧いてくるものです。ぜひ足立区で、存分にやりたいことをやり抜いてください。
A 職員として働いていると「これが当たり前」になってしまいがちになります。そのため、地方出身者の方には「これはおかしい」「これはすごい」といった新しい発想や感覚を区政に反映してほしいです。
A はじめから「出来ない」と決めつけず、「どうしたら出来る」のかを考えて。
A 受験資格になっているもの以外では特段取得しておいた方がよい資格はございません。
令和4年度採用の新人職員に実施したアンケートにおいて「学生の頃もっと勉強しておけばよかったと思うこと」の第1位は「Word・Excelの使い方」でした。そのため、パソコンを使用するうえでの、基本的な操作はある程度身に付けておいた方が就職後に役に立つと思います。また、日頃からインターネットや新聞など様々な媒体を通して、政治や社会問題、人々の生活に関わる話題に興味関心を持って見ておくと、区職員として働いた際に、生かせる場面が出てくることもあります。
A 一番を特定することは難しいですが、どの部署においても、若手職員の明るさや新しい考えを必要としており、施策に反映させることもできますので、ぜひみなさんの力を足立区で思う存分発揮してください。
A 特段調べておいた方がよいことはございませんが、「なぜ足立区で働きたいと思われたのか」や「足立区でご自身がやってみたいこと」などのみなさんの熱い思いは面接などで伝えられるようにしてほしいと思います。
A プライベートでは関わりはありません。仕事では、区長室などで意見交換する場を積極的に設けています。また、主任の研修として、仕事の改善を区長に直接提案する機会があります。
A 警察官や都議会議員時代に感じた女性のガラスの天井を少しでも押し上げたいとの思いを、例えば保育園の待機児ゼロや、起業家支援などの具体策を通じて徐々にではあっても実現できていることは、区長としてのやりがいです。
A 都議会議員時代には実現できなかった様々な施策を形にしたかったから。女性の社会進出を促すための保育園の待機児童解消はその典型例です。
A 誠実さです。
A 前例踏襲に流れない。スピード感。
A 事業進捗や街の変化が目に見えて実感出来ること。
A 良い意味での街の変化(ハード、ソフト両面)が実感出来るからです。
A 四方を川に囲まれている環境は自然に恵まれているという長所である一方、水害への脆弱性にも繋がるという短所でもあります。
A 荒川河川敷。生まれてからずっと近所に住んで来たので、ふるさと足立の原風景と言えばここです。空が広いため、雲の流れを見ているだけでも気持ちが落ち着きますし、太陽が刻々と地平線に隠れてく様子を目の当たりにできるのも、足立ならではの贅沢かもしれません。
こちらの記事も読まれています
お問い合わせ
このページに知りたい情報がない場合は