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公開日:2024年1月23日 更新日:2024年1月23日
23区合同説明会の中で、参加者のみなさまからいただいた質問を掲載していますので参考にしてください。
A 夢や希望をただ持つだけでなく、実現できるところを足立区の良さにしていきたいです。若い方が将来希望している職に就いたり、子どもが2人じゃなく3人ほしいという方にそういう環境を提供したり、高齢者の方々では、最後は自宅で過ごしたいと考えていらっしゃる方が多いので、それが実現できるような対応をきめ細かく行っていきます。
「足立区だからなんとかなった」「夢や希望を捨てずに済んだ」と一人でも多くの方に言っていただけるような区にしていきたいです。
A 子どもたちが困窮から抜け出すには、やはり最低限の基礎学力が必要だと思います。高校を卒業して大学に進学したいと考えている方は進学する。そしてまた専門的な資格が取得できる道筋はできています。
例えば、生活困窮のご家庭や生活保護を受給されているご家庭にも塾代を支援しています。ただ、用意した額の予算がなかなか執行されていないのです。なぜかと言いますと親御さんが反対するのですね。そういう難しいご家庭にあって、本人が希望した場合でも、まだまだ未成年ですから保護者の発言権が強いです。そこをどう突破していくかが今後の課題ですが、何度もケースワーカーが足を運んで、信頼できる関係を構築して、保護者の方を説得していくのが第一歩だと思います。
A 「足立区職員採用案内&区政要覧2024」の14ページに「新人職員に聞きました」という無記名アンケート結果を掲載しました。アンケートの「職場の雰囲気は?」の回答は思っていた以上に、「職場が明るい」「相談しやすい」という声が多く、嬉しく思いましたし、すごいなと感じました。ですから、「自分が困った時に相談できる職場なのか」「風通しはどうか」という職場の雰囲気をまず見てみるといいと思います。
また、各自治体のホームページを見れば施策などが載っているかと思います。自分のやりたいことに対してインターンシップ先の自治体ではどのようにアプローチしているかが、職場の中に入れば細かいところも聞けますので、自分の調べたことと現場に齟齬がないかを確認してみてはいかがでしょうか。
A 復興支援には段階があり、第一段階としては「物品」、第二段階として「人材」が求められます。電気職を含めた技術職ほど人手が足りませんので、災害直後ではなく、ある程度被災が収まってからお力が必要になります。
区で職員を被災地に派遣する場合は、職員に意向を確認します。意向がある場合は、その職員の仕事を他の職員に割り振ります。
また、例えば自分の地元が被害にあったなどの理由でどうしても支援に行きたいということであれば、有給休暇を取得してのボランティアで行く分には問題はございません。ただし、先方が何を必要としているかが大事なってきますので、相手方のニーズとこちらが提供できる支援をしっかりマッチさせることが必要です。
A区役所内の各窓口の多くに通訳の方を配置しています。また、一般的な英会話ができればよいというものではなく、例えば戸籍や国民健康保険に関する話など専門的な英語が求められます。そういう区役所で必要となる言語を勉強し、窓口で働いていただけたら嬉しいです。
A 長年の懸案事項であった返済不用の奨学金が定員40名ではありましたが、形にできました。
また、令和6年度については災害対策に力を入れていきます。特に備蓄については東京都から物資が届かないことも想定し、3日分、4日分と増やしていきたいです。
A 千住には400年の歴史を持つ江戸の四宿の1つとして奥行きのある文化があります。今まで出てきたことのないような美術品が地元の名家の中から出てきており、これが美術界で非常に特殊な文化として認められつつあります。区民の方でも足立区の歴史について知らない方が多いですが、古墳時代には足立区(伊興地域)が今でいう銀座のように賑わっていたとか、それぞれの時代に面白さがあるので、職員になって足立区の面白さを見つけていただきたいです。
A 経験を積むことで苦手意識を克服すること。自分の弱点をわかっているだけでもすごいと思います。
A 出産は経済的負担が大きいということをよく耳にします。出産時に国が50万円を支給しますが、足りません。都内病院で正常分娩により出産する場合、平均で約60万円かかります。そのため、足立区では令和6年度予算で、不足する金額について10万円を上限に区から支給しようと考えております。
また、インフルエンザの予防接種を無償化にするとか、どこに力を入れて財源を投入するのが、「もう一人産んでみようかな」という気持ちになっていただけるかどうか各区で知恵比べをしているところです。
A 学力テスト結果により学力の定着具合も見ていきますが、学力以上に重要視にしているのは「レジリエンス」つまり「自己肯定感」です。
学力だけで自己肯定感を高められない子はどうやって自己肯定感を高めていくのかを細かく分析しています。例えば、「地域の方との関わりがある」「ボランティアに積極的に参加をしている」「保護者に相談相手がいる」「子どもの読書量」といった側面で子どもの自己肯定感を高められることが区の長年の調査によりわかってきました。
自分に劣等感ばかり感じていれば、勉強も生活も上手くいかなくなる。まずレジリエンスを上げるために、調査で明らかになった項目について区として何ができるかということを考えています。
なるべく本に触れる機会を設けたり、ボランティア活動で地域の方と実際に触れあって、自分が活躍できる場があると感じてもらえるような場を提供する。経済的な問題が出てくると、習い事ができないなど、学校以外での経験の場面が圧倒的に少なくなる。そういうところを区として格差を少なくしていって、経験から生じる将来の格差を埋めていきます。
A 足立区で力を入れていることは重症心身障がい児(者)在宅レスパイト事業という、保護者の方が少しでも気持ちをリラックスできるような時間を作るためのケアになります。ご自宅に訪問看護師を派遣し、お子さんの食事や排せつなどの身の回りの介助を代わりに行い、保護者の方の気持ちを休めていただく。近年非常に需要が高まっています。お子さんに対する支援としては、医療的ケア児の範疇の方は、保育園から小学校に進学して、個別に医療的行為が行えるような人材をつける取り組みも始まっているところです。
A 様々な方々がいらっしゃるので、声を伝えるツールをたくさん用意することが1つ。声をあげることに対してのハードルをいかに低くできるかということだと思います。
また、質問してもどうせ聞いてくれないだろうという諦めが先に出てしまうと、いただく声が少なくなってしまうので、区に寄せられる区民の声は私(区長)が全て読んでいます。その上で、所管課が作成した回答も見て「もう少し踏み込んだ回答にしましょう」「同じお断りをするにしても、もう少し柔らかい言い方にしましょう」とか、そこにもコミュニケーションが必要なのかなと思います。だめから入るのではなくて、どこか一部でも意見を出してくれた方の思いを生かすことはできないものかなという、寄り添いに注力したいと考えています。
ポスターやチラシなどの広報もコミュニケーションのツールだと考えています。少しでも親しみやすく、読んでもらえるようにして、区側のメッセージが伝わる広報物を作ることが、相手の思いを受け止めることにも繋がると思います。
A 区民の健康寿命を延ばすために2つのアプローチをしています。
1つ目はポピュレーションアプローチといい、一般的な方の寿命を延ばしていく施策や事業を広く薄く展開しています。
2つ目は糖尿病に特化して行っているので、糖尿病が重症化してしまった方や重症化しそうな方に対する個別の対策を行っています。
健康寿命が短い原因があるわけです。例えば、生活が苦しくて健康診断を受けられない。少し疲れていても、毎日オーバーワークしなければならない。と言ったような様々なことが影響しています。
また、糖尿病は血糖値が急激に上がることが問題なので、足立区では一口目は野菜から食べるべジ・ファーストを実践しています。学校給食にも力を入れており、中学生の約6割から7割が野菜から食べる努力をしています。「子どもたちの好きなメニューだけ出せば残菜量は減る」と言う人もいますが、子どもの3食の栄養配分まで気を配れないご家庭が多いのも事実。そこで、天然のだしを使って、絶対的な味覚を育てています。それが長い目で見た時の糖尿病の予防対策に繋がります。
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