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公開日:2023年1月27日 更新日:2023年1月27日

Q&A 区長への質問①(令和5年1月15日実施23区合同説明会)

23区合同説明会において、計2回、区長講演を実施しました!

参加者のみなさまからいただいた質問を掲載していますので参考にしてください。

実施後のアンケートでいただいたご質問

Q1.足立区に訪れたことがなく、詳しくありません。足立区の魅力をどのようにPRしていますか?また、情報発信で最も力を入れていることは何ですか?

A.足立区のまち情報については、足立区観光交流協会のホームページやインスタグラムで、グルメや是非訪れていただきたいおすすめスポットなどを紹介しています。このほか、区ホームページの「足立の魅力BOX」でも情報をまとめて紹介しています。また、発信の際はターゲットを明確化、有効な広報媒体の選択、さらに内容にこだわり、相手に「伝える」のではなく「伝わる」情報発信を行うよう努めています。

 

Q2.デジタルデバイドについてのお話がありましたが、高齢の方はインターネットを利用しない方が多いと思いますので、直接もしくは紙媒体等を通じての情報発信に限定されるのでしょうか?また、情報発信の手法について、高齢の方に対して工夫されている情報発信の手法はありますか?

A.区が行った高齢者の情報入手手段のアンケート結果では、8割がスマートフォン等を所持しているが、使用頻度は高くないという結果でした。一方で、区・世論調査の「区の情報入手手段」では、毎年1位が「あだち広報」で、紙媒体は高齢者に届くツールと考えており、広報紙のほか、介護保険料決定通知書に同封する「介護だより」や後期高齢者医療保険料決定通知書に同封する「長寿医療だより」などに、「まずはやってみよう」という内容の記事を掲載しています。また、支援策のひとつである高齢者向けのスマートフォン教室など、区施設を管理する部署と連携しながら開催回数を増やすよう努めています。

 

Q3.足立区外に対しても、足立区のイメージ改善をしていくというお話がありましたが、具体的にどうしていくのかを教えてください。

A.足立区の近隣エリアを中心としたプロモーションを計画しています。ターゲットの年代や属性を吟味し発信内容を工夫、そして複数のメディアを活用し、足立区の現在の姿や魅力、先進的な取り組みを発信することで、イメージ改善を図ります。

 

Q4.高齢者支援に関する具体的な施策を教えてください。

A.一口に「高齢者支援」と言っても多種多様です。元気な高齢者もいれば、寝たきりの高齢者もおられます。そこで、優先されるべきは、元気な高齢者が年齢を重ねても、なるべくお元気でい続けるための支援と、いざ介護や医療が必要となった時に必要なサービスが受けられる体制づくりだと考えています。

 

Q5.子どもの貧困対策についてさまざまな支援がありますが、貧困している妊婦への支援はありますか?

A.貧困に直面している妊婦の方を含め、妊娠期間中や出産後に様々な不安や課題を抱えている方を支援するため、足立区では妊娠届時のアンケート項目を他の自治体よりも多めに設定し、より早い段階でリスクの高い妊婦の方を発見し、支援に繋げる取り組みを行っています。来年度は国も新たに、妊娠時と出産時に合わせて10万円を交付するという方針を打ち出していますので、都の施策とも合わせて、区として今後横だし、上乗せの必要性を検討していきます。

 

Q6.見えない貧困への対策はありますか?

A.難しいご質問ですが、現在の貧困は絶対的な貧困というより、相対的な貧困と言われていて、何を貧困と定義するか、はっきりしていないのが現実です。そこで足立区では、「子どもの健康・生活実態調査」の実施にあたり、区独自で「生活困難」という定義を次の①から③のいずれか一つでも該当する場合と定義しました。

①世帯年収300万円未満の世帯

②生活必需品の非所有世帯(子どもの生活において必要と思われる物品や急な出費に備えた5万円以上の貯金がないなど)

③水道・ガスなどのライフラインの支払い困難経験世帯

全国でも例を見ないこの調査からは、たとえ生活困難世帯であったとしても、保護者に相談できる人がいると子どもの健康状態に良い影響があることや、子どもたちが「生き抜く力」を身につけるためには、保護者や学校の関係者ではない第3の大人の存在が有効などの結果が得られています。こうしたエビデンスに基づき、具体的な事業を構築しています。見えない貧困への対策の一例ですが、小中学校の夏休み期間中は給食が提供されないため、小中学校と連携しながら、家庭で食の確保が必要な児童・生徒を選定し、食料品の配送を実施しています。

 

Q7.障がい者支援について、区長の考えを教えてください。

A.障がい者と一口にいっても、身体・知的・精神と幅広く、とてもひと言では言い表せませんが、すべての障がい者に共通の支援策として、現在力を入れるべきは社会参画施策と、親亡き後の施策ではないかと考えます。社会参画とは就労支援策のことです。お一人で職場まで通うことができない方のサポートも含め、支援の充実を図っています。親亡き後の施策については、保護者の高齢化と障がい者ご自身の高齢化が進み、施設整備はグループホームを含め、様々な形態のあり方が問われています。需要が高く、整備を進めたくとも、なかなか事業者の手が上がらない状況もあり、現実は厳しいですね。

 

Q8.虐待分野に興味があるのですが、足立区特有の取り組みはありますか?

A.「児童」「高齢者」「障がい者」の3分野にわけてお答えします。

まず、児童虐待対応はリスク判断するための調査力が重要です。足立区では事務、福祉、保育士、心理、保健師の各専門職がチームになって多方面からの専門性を総合してリスク判断、保護者への助言をしています。23区の中でも困難事例が多い状況にあり、他区と比較して高いチーム力で対応していると考えています。

次に、高齢者虐待への対応は、区の責務を明確にした「足立区高齢者虐待マニュアル」に基づき全件通報(※)を前提に、通報から事実確認、虐待への対応方針等を決定し、きめ細かい対応を行っています。休日夜間を問わず高齢者の緊急保護の事案は生じており、足立区と警視庁との協働プロジェクトである「高齢者緊急レスキュー事業」を実施し、24時間対応できる体制を構築しています。また、年2回、区内警察、消防、司法関係、医療機関、介護事業者等が参加する「虐待防止ネットワーク会議」を開催し、関係機関との顔の見える関係を作り、ネットワーク強化を図っています。

最後に、障がい者虐待対応では事業者向けに専門職を講師とし、虐待防止研修を行っております。令和4年度は権利擁護をテーマに座学だけではなく、グループワークを取り入れました。この他にも権利擁護支援についての勉強会を開催するなど、現場職員が自分事として、積極的に参加出来る工夫をしています。

※ 全件通報…虐待の疑いも含めた全ての相談をまず区へ通報する仕組みのこと

Q9.ヤングケアラーについての対策についてどのようなものがあるのか教えてください。

A.まだ緒についたばかりです。まずは各種アンケート調査の中で、実態把握を始めました。また、定期的に実施している区内都立高校の校長先生との意見交換の中で、現場の厳しい現実をお聞きしましたので、令和5年度の予算案の中に、新たに高校生向けの各種支援策を盛り込みました(あだち若者全力応援プラン)。ヤングケアラーを生んでしまう原因は一つではなく、複数の要因が複雑に絡まっていること、本人というより、保護者や家族に問題があるなど、即、解決というわけにはいきません。お一人おひとりの状況に合わせた丁寧かつ、息の長い支援が必要なため、アンケートの結果を基に必要な支援の見極めから始めたいと思います。

 

Q10.まちづくりにおける、スポーツを通じた施策がありましたら教えてください。

A.足立区独自のまちづくりの手法に「エリアデザイン」があります。これは魅力的なまちの将来像を描き、民間活力の誘導や区有地等の活用を効果的に行うことで、区のイメージアップを図るというものです。東京女子医科大学附属足立医療センターを誘致した「江北エリアデザイン」では、大学病院を核にして、「住んでいるだけで自ずと健康になれる街」を街の将来像に定めました。令和6年度を目標に病院北側に区の保健センターの建設が進んでいます。健康には医療ばかりでなく、身体を動かすことも大切です。そこで特に江北エリア内では、公園やスポーツ施設(野球場やサッカー場)の整備にも力を入れています。整備が整った暁には、そこを舞台とした様々なソフト事業を展開し、区の新たな人気スポットに仕立てていく計画です。

 

Q11.治安をどのようにして改善してきたのか詳しく教えてください。

A.足立区の刑法犯の認知件数の約3割は自転車盗難。しかも鍵をかけていない自転車が盗まれているということで、区では自転車盗対策に絞って区民への周知や警察署とタイアップしたキャンペーンを展開しました。

またビューティフル・ウィンドウズ運動(詳しくはH Pなどをご参照ください)を通じて、街の美化活動にも力を入れました。区民の方を巻き込んで、お一人おひとりが区の治安を自分事として考えて下さるようになったことが、改善の大きな力になったと思います。それと、区の本気度を見せるために、警視庁生活安全部と覚書を結んだことも大きかったです。他区は地元警察との覚書で終わっているので。

 

Q12.企業やNPOとの協働(協創)について、工夫していることはなんですか?

A.企業・NPO・区民の方々、足立区などが参加する、多様な主体をつなげるための交流会を開催しています。例えば、「子どもの貧困対策」に取り組む子ども食堂やフードパントリーの活動支援を目的とした交流会を開催し、企業とNPO団体、NPO団体とボランティア等、多様なステークホルダーをマッチングすることで、協働・協創の推進を図っています。

 

Q13.私は足立区出身で千住在住なのですが、東京電機大学が誘致された際、誘致先にあった馴染みのお店がなくなってしまい、寂しい思いをしました。大学誘致にあたって、退居の対象となる区民の方やお店の方等とはどのように歩みを進めてきたのでしょうか?

A.東京電機大学の進出した場所は、区有地ではありませんでした。お馴染みのお店がどこにあったのか分かりませんが、区として、直接の対応はなかったと思います。例えば、東京女子医科大学東医療センター(※)の足立区移転が決まった時は、当時、荒川区にあった病院周囲の商店街が移転に反対というご意見も聞こえてきました。大きな施設の建設や移転に際しては周囲にもたらす影響も大きいものです。道路の拡幅などにも同様の課題があります。丁寧に対処していくことが基本と考えています。

※ 足立区に移転後病院名が「東京女子医科大学附属足立医療センター」となりました。

 

Q14.先日北千住に行った際、数分歩く間に、スマートフォンを操作しながら自転車に乗っている人を何人か見かけました。足立区で生活や仕事をしていて、交通マナーが良くないと感じることはありますか?

A.お恥ずかしい話ですが、区民の交通マナーが良くないという指摘は、区民の方自身からも多数頂戴しています。私も一区民として区内で生活するなかで、「信号を守らない」「自転車の飛び出し」など目にすることも多いです。ビューティフル・ウィンドウズ運動の今後の課題でもあります。

 

Q15.福祉職を志望していますが、貧困対策に興味があります。貧困対策を担当する課に所属する職員は事務職のみかと思いますが、福祉職でも携わることはできますか?

A.足立区の子どもの貧困対策は、横断的・総合的に施策を推進するため、全庁的な取組みとして定義しています。確かに福祉職は各福祉課等、専門性を最大限に活かせる分野に配置していますが、子どもの貧困対策・若年者支援課は、各福祉課とも連携し、生活保護受給世帯の小中学生などと面談し、区の支援へ繋げることもしています。貧困対策では、区民の方と直接関わるケースワーカー等が要の役割を果たすことが重要です。

 

Q16.先日の成人式にて区長が「新成人には未来を担う責務がある」とおっしゃっていましたが、若者が担う責務とはなんですか?

A.「皆さん方の未来が足立の未来」と申し上げました。少子超高齢社会にあって、日本の社会保障制度は現役世代が高齢世代を支える仕組みです。その意味で、足立区が将来にわたり持続可能性を担保し、活力をもって存在していくためには、若い方々お一人おひとりが経済的にも自立していただくことが重要になります。その将来の自立を単に自己責任として片づけるのではなく、地域や行政が力を合わせて支援していく、現在足立区ではそのような考えを持って、若年者支援に力を注いでいます。

 

Q17.区長の1日の仕事のスケジュールを教えてください。

A.朝8時前に登庁し、決裁や必要な書類に目を通します。8時30分からは様々な所管課が事業内容や議会対応の説明に入ります。それぞれ、15分から30分刻みでお昼まで。

午後は1時から5時15分まで、同様です。でも、一日中役所内にいることは稀で、公務で外出も多いです。特に今は、縮小されているとはいえ、新年会のシーズン。宴席は辞退していますが、その前の式典の席ではご挨拶があります。コロナ禍の前は毎年平均40箇所位は出席していました。それでも他の区の区長と比べると私は少ない方です。

 

Q18.次の区長に代わられた際に、ここまで築き上げてきた近藤区長の思いは引き継がれますか?

A.首長はそれぞれの思いを持って立候補するわけですから、私が大切だと思って進めてきたことを、必ずしも次の区長が同様に推進するという保証はありません。その時の時代背景や、区の成熟度に応じて、区政の課題も異なってくると思います。

 

Q19.区長から見て足立区職員はどのように映っていますか?

A.コロナ禍という危機的状況に置かれた際に、衛生部を助けて庁内一丸となれる組織力は素晴らしいと思いました。

 

Q20.区長はどのような職員を求めていますか?また、特に若手職員に求める一番の力はなんですか?

A.精神的にも肉体的にも「タフさ」は必要だと思います。若さゆえのミスや失敗はあるかもしれませんが、それを恐れず、何事にもチャレンジしようという積極的な気持ちは持っていて欲しいですね。

 

Q21.スケジュールの関係で区長講演に参加できませんでした。足立区のホームページで公表する予定はありますか?

A.説明会は撮影を行っておりませんので、足立区のホームページでの公表ができません。大変申し訳ございません。

令和5年3月中旬に私が出演するオンライン説明会(Webからアダチ)を開催する予定ですので、是非そちらにご参加いただければ幸いです。

※オンライン説明会の詳細は後日、足立区ホームページ等を通じてご案内させていただきます。

 

Q22.電気職の経験者採用試験の採用予定人数を教えてください。

A.令和5年度(令和6年4月1日採用)の電気職の経験者採用試験の採用予定人数は、現時点で未定となります。

また、毎年6月下旬に特別区人事委員会事務局が公表しております経験者採用試験・選考案内では、各区の採用予定人数が掲載されておりませんので、令和5年7月以降に、足立区人事課までお問合せください。

 

 

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