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公開日:2023年1月27日 更新日:2023年1月31日
23区合同説明会の中で、参加者のみなさまからいただいた質問を掲載していますので参考にしてください。
A.足立区は糖尿病の患者数が多く、医療費も23区で突出していました。また、総花的な健康対策を行っていた時期に成果として挙げられるものがありませんでした。そこで、糖尿病対策に絞ってアプローチをかけることに方向転換しました。ですが、他の病気への対応をおろそかにしているわけではありません。
また、野菜から食べることは血糖値の上昇を抑える効果があります。足立区で実践している「おいしい給食」を通じて、子どもたちが自分の健康をチェックできる知識を身につけられるようにしています。野菜の摂取量を増やすことや、野菜から食べることは健康にいいと認識している区民の方の割合が増えてきています。
A.対象者の置かれた状況によって必要となる支援が異なりますので、必要な施策を見極めていかなければなりません。
例えば、生活保護受給世帯や非課税世帯を対象としたサービスは比較的充実しておりますが、ぎりぎりの水準で非課税世帯からはずれている世帯の方々はサービスが受けられません。足立区ではこういった世帯の方々に対して、区独自の給付金として10万円を支給したこともありました。
このように、現金給付が必要な局面ももちろんありますが、長期的なスパンでみると、経済的に困窮している子どもたちが将来自立していくためのノウハウを身に付けることも重要です。究極の貧困対策というのは、経済的に自立して自分の足で立っていくんだ、という感覚を持ってもらうことだと思います。
A.まずはスポーツ施設等といったハード面の建設や整備があげられますが、こういった施設は建設することよりも、維持管理に多額の経費を要します。この先ますます人口減少・高齢化が進んでいく中で、50年、100年と施設の維持管理を続けていけるのかが課題の一つです。これからは、例えば近隣の区同士が連携し、この区のこの地域はスポーツ、この区のこの地域は文化に力を入れるなど役割分担をしていくことで、維持管理の負担を減らしていくことも一つの選択肢と考えます。
しかし、出身区からプロスポーツ選手が輩出すると、子どもたちが自信や希望をもてるきっかけになるので、選手の育成という面では、施設の課題とは別に考えていかなければならないと思っています。
A.まちの発展を目で見て感じられることや、4つのボトルネック的課題の数値的な成果を出せたこと等で、大きなやりがいを実感できるところが、区長としてこれからも頑張っていこうと思える原動力になっています。
A.次世代を担う若年者に対するサポートに特に力を入れています。例えば令和5年度から、大学等の奨学金についてはこれまでの貸付型を撤廃し、すべて給付型へ変更します。家庭環境や経済的な理由で進学を諦めてほしくないからです。若者の、将来に対する夢や希望を実現するための手助けができる自治体を目指します。
A.私自身が足立区で生まれ育ったからです。足立区以外の区長になる選択肢は、ありませんでした。
A.刑法犯認知件数はピーク時と比べて8割減少させることができましたが、まだまだ区のイメージアップが充分ではなく、特に区外の方からみた印象はあまり良くなっていないと感じています。足立区は以前よりシティプロモーションに力を入れていますが、これまでは職員向け・区民向けの意識改革が中心でした。今後は、区外に向けたプロモーション中心へとシフトしていきます。
A.区ホームページに「区長へのメール」欄があり、自ら全て目を通しております。また、年に数回実施している「区政を語り合う会」や各業界の会合に参加した際等に、区民の方々や諸団体の方々の生の声を聞くようにしています。生の声を拾い、現状を把握することは地方自治体にとって非常に重要なことですので、職員にも、施策を展開していくために必要不可欠であると伝えています。
A.水害・地震に対してハード面、ソフト面から取り組む必要があります。まずハード面については、建築物の耐震化促進や老朽家屋対策を強化するため、令和5年度は予算を拡充し、取り組んでいきます。ソフト面については、何かあった際に各職員が出向く避難所をあらかじめ決めています。また、町会・自治会など地域の方々と顔を合わせる機会を設けており、いつでも連携がとれるような体制づくりに努めています。
A.オンライン申請は時間に縛られないというメリットがあるので、夜遅くまで働いている世代の方々のためにも、更に普及させていかなければならないと考えます。その一方で、デジタルサービスを享受できない方に対し、どれだけ丁寧に寄り添ってサポートできるかという課題も忘れてはならないと考えます。
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