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公開日:2023年1月27日 更新日:2023年1月31日

Q&A  区長への質問②(令和5年1月15日実施23区合同説明会)

23区合同説明会の中で、参加者のみなさまからいただいた質問を掲載していますので参考にしてください。

区長講演実施時に回答済みのご質問

Q1.足立区のボトルネック的課題の1つである「健康」の分野において、糖尿病対策に絞ったとのことですが、他の病気へのアプローチが足りなくなってしまったことはなかったのでしょうか?また、野菜から食べることが、糖尿病以外の疾病対策にどうつながったのでしょうか?

A.足立区は糖尿病の患者数が多く、医療費も23区で突出していました。また、総花的な健康対策を行っていた時期に成果として挙げられるものがありませんでした。そこで、糖尿病対策に絞ってアプローチをかけることに方向転換しました。ですが、他の病気への対応をおろそかにしているわけではありません。

また、野菜から食べることは血糖値の上昇を抑える効果があります。足立区で実践している「おいしい給食」を通じて、子どもたちが自分の健康をチェックできる知識を身につけられるようにしています。野菜の摂取量を増やすことや、野菜から食べることは健康にいいと認識している区民の方の割合が増えてきています。

 

Q2.貧困の連鎖を解決していくにあたって、どのような対象者を優先的に解決していくべきだと思いますか?

A.対象者の置かれた状況によって必要となる支援が異なりますので、必要な施策を見極めていかなければなりません。

例えば、生活保護受給世帯や非課税世帯を対象としたサービスは比較的充実しておりますが、ぎりぎりの水準で非課税世帯からはずれている世帯の方々はサービスが受けられません。足立区ではこういった世帯の方々に対して、区独自の給付金として10万円を支給したこともありました。

このように、現金給付が必要な局面ももちろんありますが、長期的なスパンでみると、経済的に困窮している子どもたちが将来自立していくためのノウハウを身に付けることも重要です。究極の貧困対策というのは、経済的に自立して自分の足で立っていくんだ、という感覚を持ってもらうことだと思います。

 

Q3.足立区はスポーツにも力を入れていると思いますが、他の区と比べてサッカーやバスケットボールができる場所が少ないように感じます。今後もっと足立区からプロスポーツ選手を輩出していくために、行政としてどのような取り組みを進めていきますか?

A.まずはスポーツ施設等といったハード面の建設や整備があげられますが、こういった施設は建設することよりも、維持管理に多額の経費を要します。この先ますます人口減少・高齢化が進んでいく中で、50年、100年と施設の維持管理を続けていけるのかが課題の一つです。これからは、例えば近隣の区同士が連携し、この区のこの地域はスポーツ、この区のこの地域は文化に力を入れるなど役割分担をしていくことで、維持管理の負担を減らしていくことも一つの選択肢と考えます。

しかし、出身区からプロスポーツ選手が輩出すると、子どもたちが自信や希望をもてるきっかけになるので、選手の育成という面では、施設の課題とは別に考えていかなければならないと思っています。

 

Q4.議会からの厳しい声や、年間約2,000件届く区民の声の対応など、大変な状況の中で、区長を務めることができているのはなぜですか?

A.まちの発展を目で見て感じられることや、4つのボトルネック的課題の数値的な成果を出せたこと等で、大きなやりがいを実感できるところが、区長としてこれからも頑張っていこうと思える原動力になっています。

 

Q5.ボトルネック的課題のうち、貧困の連鎖に関心がありますが、貧困対策の分野の中で特に力を入れている政策はありますか?

A.次世代を担う若年者に対するサポートに特に力を入れています。例えば令和5年度から、大学等の奨学金についてはこれまでの貸付型を撤廃し、すべて給付型へ変更します。家庭環境や経済的な理由で進学を諦めてほしくないからです。若者の、将来に対する夢や希望を実現するための手助けができる自治体を目指します。

 

Q6.色々な区がある中で、足立区長になろうと思った理由はなんですか?

A.私自身が足立区で生まれ育ったからです。足立区以外の区長になる選択肢は、ありませんでした。

 

Q7.一部の方がまだ「足立区=治安が悪い」というイメージを持っていると思いますが、そのイメージを払拭するために、広報活動などで具体的な取り組みがありましたら教えてください。

A.刑法犯認知件数はピーク時と比べて8割減少させることができましたが、まだまだ区のイメージアップが充分ではなく、特に区外の方からみた印象はあまり良くなっていないと感じています。足立区は以前よりシティプロモーションに力を入れていますが、これまでは職員向け・区民向けの意識改革が中心でした。今後は、区外に向けたプロモーション中心へとシフトしていきます。

 

Q8.区民評価制度に参加していない区民の方々の声を拾うために、どのように取り組んでいますか?

A.区ホームページに「区長へのメール」欄があり、自ら全て目を通しております。また、年に数回実施している「区政を語り合う会」や各業界の会合に参加した際等に、区民の方々や諸団体の方々の生の声を聞くようにしています。生の声を拾い、現状を把握することは地方自治体にとって非常に重要なことですので、職員にも、施策を展開していくために必要不可欠であると伝えています。

 

Q9.足立区は大規模な河川である荒川が通っており、千住地域に木造住宅が多いなど、災害対策も重要だと思います。防災に対する取り組みについて、区長の考えをお聞きしたいです。

A.水害・地震に対してハード面、ソフト面から取り組む必要があります。まずハード面については、建築物の耐震化促進や老朽家屋対策を強化するため、令和5年度は予算を拡充し、取り組んでいきます。ソフト面については、何かあった際に各職員が出向く避難所をあらかじめ決めています。また、町会・自治会など地域の方々と顔を合わせる機会を設けており、いつでも連携がとれるような体制づくりに努めています。

 

Q10.足立区では近年、急速にオンライン申請が進んでいると感じています。オンライン申請に対する、区長の考えをお聞きしたいです。

A.オンライン申請は時間に縛られないというメリットがあるので、夜遅くまで働いている世代の方々のためにも、更に普及させていかなければならないと考えます。その一方で、デジタルサービスを享受できない方に対し、どれだけ丁寧に寄り添ってサポートできるかという課題も忘れてはならないと考えます。

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