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公開日:2023年4月1日 更新日:2024年12月10日
区内にお住まいで、おたふくかぜにかかったことのない1歳のお子さんを対象に、任意接種費用の一部公費負担を行います。
※おたふくかぜワクチン2回目(年長時)の助成制度は行っておりません。接種ご希望の方は、直接医療機関へお問合せください。
1歳の誕生日の前日から2歳の誕生日の前日までの方
4,000円
1歳の誕生月に、区からおたふくかぜワクチン任意予防接種予診票をMR(麻しん風しん)1期と水痘予防接種の予診票に同封し郵送します。
おたふくかぜは、2歳から7歳での発病が多いため、1歳になったらできるだけ早期に接種することが望まれています。日本小児科学会では、予防効果を確実にするために2回接種を推奨しており、足立区では1回分の接種費用の一部を公費負担します。
おたふくかぜは、流行性耳下腺炎あるいはムンプスとも呼ばれ、ムンプスウイルス感染によって起こる全身性感染症です。感染してから2週間から3週間の潜伏期間の後に、耳下腺や顎下腺などの唾液腺の腫れや発熱を発症します。合併症として、膵炎、感音性難聴や髄膜炎等があり、思春期以降に感染すると、精巣炎や卵巣炎を起こすこともあります。髄膜炎は、合併症として珍しくなく、おたふくかぜの経過中の発熱、頭痛、嘔吐は髄膜炎を疑う症状として要注意です。また、感音性難聴は重大な合併症で、発症すると聴力の回復は難しく、その後の日常生活にも影響をきたします。
接種後に発熱や耳下腺脹等がみられることがありますが、通常、症状は数日で軽快します。
接種後3週前後に、発熱、頭痛、嘔吐等の症状が見られる無菌性髄膜炎が数千人に1人(0.03から0.06%)程度の頻度で発生するとの報告がありますが、自然感染による発生頻度(1.24%)と比較すると、予防接種を受けたほうが髄膜炎に対するリスクは低いと考えられています。
接種後数日から3週前後に紫斑、鼻出血、口腔粘膜出血等症状の見られる血小板減少性紫斑病が100万人に1人程度の頻度で、また、頻度は不明ですが、急性散在性脳脊髄炎や脳炎・脳症、急性膵炎があらわれることがあります。まれに難聴、精巣炎があらわれたとの報告があります。接種後(30分間程度)にショック、アナフィラキシー(蕁麻疹、呼吸困難、血管浮腫等)がまれにあらわれることがあります。
接種後30分くらいは十分、お子さんの状態を観察し、異常があった場合には速やかに医療機関を受診してください。
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