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公開日:2023年10月25日 更新日:2023年10月25日

令和5年10月21日(土曜日)、東京女子医科大学附属足立医療センターで総合防災訓練が行われました。

トリアージ

正面入口でトリアージしている様子

本部

本番さながらの緊張感

◆ 年に一度の総合防災訓練を実施
 10月21日(土曜日)、東京女子医科大学附属足立医療センター(以下、足立医療センター)において、午前6時30分に都心南部直下型でマグニチュード7.3、足立区内の最大震度は6弱の地震が発生したことを想定した訓練が行われた。発災後、多くの負傷者が足立医療センターに搬送または自力で手当てを求めに来ることが想定されることから、約40人の負傷者役を立て実践に即した内容で進められた。

◆ 総勢約200人、足立医療センターが一丸となった訓練
 内潟安子病院長が本部長となり、病院内の会議室に本部を開設して訓練がスタート。館内に訓練開始のアナウンスが流れると、各持ち場の医師や看護師たちが一気に動き出した。災害時は、館内に多方面から入館されると混乱するため、正面入口のみの出入りとなると言う。そこには「トリアージ」チームが配置され、歩行の可否、損傷部の状態など、負傷者役の怪我の状況を素早く判断。緑色、黄色、赤色のタグをつけ、それぞれのエリアに搬送・誘導していく。

◆ デジタル技術を活用した情報収集
 2階に設置された「赤タグゾーン」では、舎人公園から重症患者が救急搬送されてきたこと想定し、診断、治療、病院内への移送等の訓練が行われた。現地には、「eWhiteboard」というデジタルホワイトボードが設置され、文字を手書きした後に変換ボタンを押すと、瞬時にデジタル文字に変換されていく。このデジタルホワイトボードは各ゾーンに置かれ、同じく設置されたモバイル端末からの映像と共に本部に送られる。本部では本番さながらの緊張感が溢れ、情報収集と判断、現場への指示が行われていた。

◆ 今回は、遠隔手術実証合同訓練も実施
 今回の訓練では、東京女子医科大学がNTT ドコモの協力を得て、同社保有の5G通信機能を備えた移動型手術車両「モバイルSCOT®(移動型スマート治療室)」の訓練も実施。「足立区民が建物2階から落下。肝臓を損傷し救急搬送されたが、手術経験の少ない若手外科医しかいない」ことを想定。東京女子医科大学本院(新宿区)、八千代医療センター(千葉県八千代市)のベテラン医師による5G通信の鮮明な画像を見ながらの遠隔指導のもと、外傷の緊急手術訓練が行われた。

◆ 地域の安心へ 力強いパートナー
 区内初の大学病院である足立医療センターは、都内の二次保健医療圏の区東北部(足立区、荒川区、葛飾区)の地域災害拠点中核病院である。また、二次救急では対応が難しい重症患者に対応する三次救急医療機関に指定されている他、地域がん診療病院、地域周産期母子医療センターなど、様々な機能を持っている。当区のためだけの病院ではないものの、区内に高度医療機関があることで、地域の方々の安心につながっている。

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