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公開日:2018年4月17日 更新日:2018年4月17日
16日(月曜日)、足立区役所において、株式会社コンチェルト(以下、「コンチェルト」)と足立区との間で「災害時における帰宅困難者等支援に関する協定」が締結された。コンチェルトとしては足立区が初めての災害時協定の締結自治体となる。
この協定は、大規模地震などの甚大な災害が発生した際、コンチェルトが営業する「コンサートホール北千住店」において、帰宅困難者及び近隣の被災住民に対し備蓄する水、食料及び簡易トイレなどの物資の提供、その他対応可能な支援を行うこととするもの。同店内には、500mlのペットボトルの水、乾パン、アルミブランケット、簡易トイレを各1,000人分備蓄し、今後はそれら備蓄数を増やす計画である。
北千住駅は乗り入れる鉄道の運行ができなくなった場合、駅前滞留者や帰宅困難者が多く発生することが想定されることから、その帰宅困難者対策の一環である。
平成23年3月11日に発生した東日本大震災では、区内の被害が甚大ではなかったものの、近隣の避難所となる施設だけでは多くの帰宅困難者を収容しきれないなど、帰宅困難者への対応が課題となっていた。区はその対策を進めるなかで、近藤区長は「今回、協定締結を通じてコンチェルトが帰宅困難者対策に協力していただくことは、大変ありがたいこと。」と話す。
また、今回の協定では近隣住民にも物資を提供することから、日頃から地域社会との関わりをつくるきっかけともなる。
締結式の締めくくりに、コンチェルト、区ともに、この協定が十分機能していくよう今後双方が調整し、体制を整えていくことを確認した。
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