【第187報】区内の共同生活援助施設における新型コロナウイルス感染症による集団感染の発生について（詳細）

足立区内の共同生活援助（グループホーム）施設において5名の感染者が発生しましたので、集団感染（クラスター）として公表します。

なお、共同生活援助（グループホーム）とは、障がい者が共同で生活できる場（住居）において相談、入浴、排せつ、または食事の介護その他の日常生活上の援助が受けられる施設で、東京都が指定権限を持っていますが、区内障がい者が多く利用する施設であることから、援護の実施者として区が公表するものです。

※足立区では、区有施設および区内教育、保育、福祉施設等において、同一（またはそれに準ずる）施設で5名以上の感染者が短期間に発生した場合には、原則、集団感染（クラスター）として公表します。

自らに非がなく感染した感染者の人権尊重と個人情報の保護に、最大限のご理解とご配慮をいただくことを、お願い申し上げます。

１　施設の概要

（1）施設名および所在地
障がい者グループホームほし（足立区伊興4-7-4）

（2）施設類型
共同生活援助（グループホーム）施設

（3）利用者数等
利用者数　：7名（定員7名）
従事職員数：15名

２　感染者の概要　※1月4日(月曜日) 12時現在

当該施設利用者（以下、「利用者」という）：2名
当該施設職員　（以下、「職員」という）　：3名

NO	年代	性別	居住地	区分	症状	診断日	渡航歴
1	40代	女	足立区	職員	発熱、咳、頭痛、咽頭痛	12月24日	なし
2	40代	女	足立区	職員	頭痛	12月29日	なし
3	50代	女	足立区	利用者	咳	1月1日	なし
4	50代	女	足立区	利用者	無症状	1月1日	なし
5	20代	女	足立区外	職員	咳	1月3日	なし

（注）発症前14日以内における渡航歴の対象は、東京都発表と同様の国や地域を指す。
（注）診断日とはPCR検査または抗原検査で陽性を確認した日で、東京都がホームページ等で発表している「公表日」とは異なる。区ホームページ「区内での新型コロナウイルス感染者の発生状況」（一覧で情報発信）に記載している「診断日」と同じ。

３　集団感染の確認までの経緯

日にち	概　要
12月23日(水曜日)	NO.1に発熱症状があったため、NO.1がＰＣＲ検査を受けた。
12月24日(木曜日)	NO.1が、ＰＣＲ検査の結果、新型コロナウイルスに感染していることが判明した。
12月28日(月曜日）	NO.1の濃厚接触者となったため、NO.2がＰＣＲ検査を受けた。
12月29日(火曜日)	ＰＣＲ検査の結果、NO.2が新型コロナウイルスに感染していることが判明した。
12月31日(木曜日)	職員の新型コロナウイルス感染を受けて、施設として利用者全員と24日以降勤務していた職員全員のＰＣＲ検査を行った。
1月1日(金曜日)	ＰＣＲ検査の結果、NO.3・NO.4が新型コロナウイルスに感染していることが判明した。
1月2日(土曜日)	12月31日の検査で陰性であった利用者および職員に対し、2回目のＰＣＲ検査を行った。
1月3日(日曜日)	ＰＣＲ検査の結果、NO.5が新型コロナウイルスに感染していることが判明した。