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公開日:2024年3月11日 更新日:2024年3月11日
視察の様子
令和6年3月6日(水曜日)、フィンランドの国会議員(社会問題・保健委員会)および関係者(合計15名)が、足立区六月にあるポルテホールで実施している「“がきんちょ”地域食堂」(子ども食堂)を視察した。
クリスタ・キウル元社会問題・保健大臣率いるフィンランドの国会議員一行は、日本の社会保険制度、高齢者介護、子育て支援政策などの取り組みを視察するため訪日。子ども支援関連の一貫として、NGOも視察したいと、全国的に子ども食堂を支援している「認定NPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえ」に打診。その「むすびえ」が「“がきんちょ”地域食堂」を紹介して今回の視察に至った。
「“がきんちょ”地域食堂」は、月に1度、第1水曜日の17時30分から19時頃まで、地域の子どもたちや親子などに作りたての食事の提供をしている(子ども:無料、大人:100円)。
当日は、18時30分頃に一行が到着。既に食事をしている親子等や運営スタッフに、通訳を介して話を聞いていた。その後、一行も子どもたちや親子とともに食事をとり、食後は子どもたちと交流を行なった。
フィンランドの国会議員からは、「フィンランドでは、子ども食堂のような支援は国が主導している。それに比べ、日本では市民が主体となって活動し、それを自治体等が支援する仕組みのようだ。とても参考になった」という声が聞かれた。
「“がきんちょ”地域食堂」の大山代表は、「我々のような市民ボランティアが継続して関わることで、子どもたちのちょっとした変化に気づくことができる。また、子どもたちの成長を感じることができるのもやりがいの一つ。フィンランドの方にも伝わればいい」と話した。
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