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公開日:2026年9月1日 更新日:2026年9月1日

足立区立郷土博物館の学芸員が執筆した歴史書「江戸の大規模開発」が発売中

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歴史学を中心とした専門出版社「吉川弘文館」が1996年から刊行する「歴史文化ライブラリー」。これまで近・現代史や文化史、民俗学、考古学と幅広いテーマを数多く取り上げていますが、シリーズ646冊目として、足立区立郷土博物館の現役学芸員の著した書籍が発行されました。

地域情報担当のイチオシ情報
■現役学芸員による書籍 副題は“東京東部の穀倉地帯”
足立区役所に平成5年に入庁、32年間足立区立郷土博物館に勤務する学芸員“多田文夫(ただふみお)”さん。これまで歴史研究に関する書籍・論文をいくつか著していますが、この度、足立区含む東京東部の平野の開発に着目した書籍を発行しました。
■“河川改修”“徳川政権”と様々な事象が絡み合い開発された「江戸東部平野」
江戸川、中川、荒川、隅田川といった大河川が流れる「江戸東部平野」。➀それら河川はいくつもの流路が入り組んでいた➁潮の満ち引き等により海からの海水が入り込む汽水域(※)であったことから、稲作には恵まれない場所であったこの平野を、いかにして十万石にも及ぶ穀倉地帯へ変えていったのか。約400年前から、世代を超え、試行錯誤を繰り返し成し遂げられた開発までの歴史を、5つの章にわけて解説しています。
※ 汽水・・・淡水と海水が混じり合った水。稲は塩分に弱く、塩分が含まれる汽水では生育不良等が起きる。
■地域の歴史を後世に残したいという思い
地球温暖化にともなう気候変動と海面上昇。世界各地で叫ばれているこれらの環境問題により、治水技術もままならない近世の人々が試行錯誤を繰り返し拡大させた暮らしの場が、近い将来、水没してしまうかもしれない。その危機を憂い、かつての開発人たちの偉業を再確認し、将来に伝えるべく、今回多田さんは筆を執りました。

■「江戸の大規模開発 東京東部の穀倉地帯」の概要
●発行日:9月1日(火曜日)
●仕 様:四六判、224ページ
●料 金:1,980円(1,800円+税)
●発行所:株式会社吉川弘文館

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