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公開日:2025年12月16日 更新日:2025年12月16日
校舎まで届くほどの会心の当たりを飛ばす子どももいました
一人ひとり声をかけながらキャッチボール
令和7年12月10日(水曜日)、区立栗原小学校の校庭にて、プロ野球や米大リーグで活躍した松井稼頭央さんによる野球教室が行われた。きっかけは、東京都教育委員会が企画し都内の公立学校を対象に多様な体験活動の機会を提供する「笑顔と学びの体験活動プロジェクト」に栗原小学校が申し込みをしたことから。野球教室当日は、冬晴れの空の下、1から3年生と4から6年生の2回に分かれ、約340人の子どもたちが元気に体を動かした。
◆1年生から3年生(松井さんとキャッチボール)
前半の1から3年生はキャッチボールを教わった。まず、松井さんがお手本を見せると、そのあまりの球の速さに子どもたちから「速い!」「スゴイ!」「レーザービームだ」など驚きの声が上がった。その後、一人ずつ松井さんとキャッチボールを行った。上手に投げられる子どもから苦手な子どもまで、松井さんは全ての子どもたちに「いいね!」「ナイスボール!」「おもいきり投げよう!」と優しく声をかけていた。子どもたちも、松井さんから教わった投げ方のコツに一生懸命チャレンジし、なかには松井さんがのけ反るくらいの球を投げる子どももいた。
◆4年生から6年生(松井さんのバッティング指導)
後半の4から6年生はバッティングを教わった。校庭の端から松井さんがお手本のティーバッティングをすると、やわらかいボールとプラスティックバットにも関わらず、校舎の屋上越えのホームランを放ち、子どもたちは大興奮だった。その後、子どもたちもティーバッティングを行った。松井さんは、子どもたち一人ひとりにバットの持ち方から指導、ボールの高さも調節してあげていた。良い当たりをした子どもだけでなく、空振りした子どもにも「ナイススイング」と優しい声をかけ、ボールを拾う子どもたちからも「がんばれ!」と応援の声が飛び交った。ライナー性の強い当たりが飛んだ際は「大丈夫?」、フライを見事キャッチした子どもには「ナイスキャッチ!」と松井さんはまわりの子どもたちにも一人ひとり目を配り優しく声をかけていた。
◆子どもたちからの質問コーナー
野球体験の後は、各学年から1人ずつ松井さんへ質問をした。プロ野球選手を夢見る3年生から「夢を叶えるために一番大切にしていることは何ですか」と質問されると、「夢を叶えるためには続けていくことが大切」と回答。5年生から「緊張を和らげるには」と質問されると、「緊張は真剣に取り組んでいる証拠。その緊張を大切にしてください」と回答した。最後に、松井さんから「今日はみんな順番を守って取り組んでくれて嬉しかった。スポーツは思いやりが大切です。これからもスポーツを楽しんでください」と今日の感想が語られ、野球教室は終了した。
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