公開日：2023年2月3日　更新日：2023年2月3日

1月27日（金曜日）、特定非営利活動法人日本移植支援協会から絵本「大きな木」の寄贈を受け足立区長が感謝状を贈呈しました

令和5年1月27日（金曜日）、特定非営利活動法人日本移植支援協会より、絵本「大きな木」の寄贈を受け、近藤やよい足立区長が同協会の高橋和子理事長へ感謝状を贈呈した。
寄贈された「大きな木」は188冊。主人公の兄が突然の事故で脳死状態になってしまい、両親は臓器移植を選択。何もわからない小さな弟はそこで臓器移植というものを学ぶストーリーで、読者に命の大切さを考えさせる内容となっている。
同協会は、移植でしか助からない多くの患者が提供を待っているなか、多くの方に臓器移植への理解を深めてもらうために出版。これまでに全国の自治体に本を寄贈し、臓器移植治療に関する周知活動を進めている。このほど、同協会が区立小・中学校及び区内の図書館へ寄贈したい旨の申し出があり、足立区へ寄贈されることとなった。
贈呈式に出席した高橋理事長は「国内に高い医療技術を有しながら、多くの患者が渡航したり、移植を待ちながら亡くなっているのは本当に残念なこと。絵本を通じて足立区の子どもたちに少しでも移植のことを知ってもらいたい」と国内の臓器移植治療の現状を話した。近藤区長は「子どもたちには『大きな木』を読んで命について考えるきっかけとして欲しい。移植にかかる費用は高額で個人でできる金額ではない。当事者や家族にとって協会の皆さんの活動は大変ありがたい」と感謝を伝えた。

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