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公開日:2020年5月21日 更新日:2020年5月21日
江北五丁目 本社
入谷七丁目 リサイクルセンター
◆東日本大震災当時に出来なかったこと。そして今できること。
現在、足立区江北五丁目にある株式会社クルーズの屋上には、「コロナに負けるな、がんばろうニッポン!!」の看板が掲げられている。
代表取締役の西山 厚(にしやま あつし)さんの発案によるもので、もはや災害というべき新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止で疲弊している地域住民や事業者に「一緒にがんばろう!」の気持ち伝えるために掲げられているものだ。
「東日本大震災当時、まだ自分は若く、すぐに行動に移せなかった。今の自分だからできることがある」。
◆シンプルな想いを、シンプルな形で。
看板設置にあたっては、社員に意見を聞いた。社員は皆すぐに「やりましょう」と言ってくれた。元々あった会社の看板を一旦はずし、「コロナに負けるな!」の看板にした。会社の宣伝ではないので(西山さん談)、看板に会社名もロゴもない。江北五丁目の本社のほか、足立区扇と入谷の2つのリサイクルセンターには、さらに大きな看板を設置した。「扇リサイクルセンターは結構大きな看板なので、高速道路からも見えるんじゃないかな」と言う。
◆誰かが真似したら、おもしろいんじゃないかって思ってる。
世の中には、同じような想いを持つ人がたくさんいる。しかし、そのすべてが行動を起こすわけではない。「同じことじゃなくてもいいけど、自分の行動を真似して、何かの行動を起こす人がでてきたら、おもしろいよね」。
東日本大震災以後、年に2回ほど被災地を訪問するという。あの時のように、日本全体が一致団結することが必要だと、西山さんは語る。
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