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公開日:2020年10月8日 更新日:2020年10月8日

コロナに負けない!あだちの企業(第5弾)~小松菜生産農家~

学校給食用の出荷で大忙し

学校給食用の出荷で大忙し

区内産の小松菜で作られた「こまツナそぼろ丼」

区内産の小松菜で作られた「こまツナそぼろ丼」

◆足立区はコロナ禍でも頑張る企業を応援します
区内企業が活気を取り戻し区内経済を盛り上げるために、多くの企業が経営に苦しむ中、頑張っている様子をシリーズで紹介して応援しています。
第5弾は、区内で小松菜を生産し、主に学校給食用として出荷している新井祥太さん。政府の緊急事態宣言に伴い、区内でも小中学校が臨時休業となり、学校給食用に納められなくなったときの様子などについてお話を伺いました。
◆コロナ禍の影響、現在の様子、今後の展開【新井さん談】
影響が出たのは緊急事態宣言が出てすぐです。うちの小松菜は地元のJAに卸し、そこから各学校に配送する方法なので、JAの担当者から、出荷しないでくれと言われました。うちはほぼ全てを学校給食用に作っていますから、出荷直前の小松菜は全部廃棄しました。悔しかったですね。うち以外にも区内で学校給食用に出荷している農家は8軒いるんですけど、みんな大変だって聞きました。
この先どうなるかと心配していたら、親族の知り合いを通じて、区内に数店舗展開するスーパーの社長に「新井さんのところ、大変なんだ」と話が伝わったそうで、「すぐに納めてほしい」との連絡があったんです。学校用に納めていた量、価格には及ばないものの、ありがたかったですね。他の農家がトン単位で廃棄しているという話を聞く中で、おかげで、うちは廃棄が700kgほどでした。
区内の2店舗へ出荷することになり、うちから近所のスーパーでは、店の入口すぐのところの特設コーナーを設けていただきました。売れ行きは上々だったようで、店の方からの評判も良かったです。
6月からは、学校で簡易給食が始まり、徐々に学校給食用に出荷が再開され、8月のお盆ごろからはやっと通常の出荷量に戻ってきました。その時点でスーパーへの出荷は終了したのですが、近所の方がうちを訪ねて来て、「スーパーで小松菜は売らなくなっちゃったの?」と言われたんです。“皿沼の新井さんが作った小松菜”という表示で販売されていたからだと思いますが、すごく残念がってくれたんです。こうやって楽しみにしてくれる人がいることは、すごく励みになりますね。それに出荷していたスーパーからは、再度出荷依頼も来ているので、いろんな方に美味しく食べてもらえるよう、丹精込めて作っていきたいです。
◆コロナ禍がもたらした人と人とのつながりの大切さ【新井さんのお話を聞いて】
新井さんが「スーパーで販売したことで顔の見える関係が築けた」と言うように、食べてもらえる相手を想いながら作る農産物は、消費者に美味しさと安心を与えてくれると思います。多くの農家が大変な状況にあるという話は聞こえてきていますが、地域でお互いを支えているいいお話を聞くことができました。

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