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公開日:2020年11月9日 更新日:2020年11月9日

コロナに負けない!あだちの企業(第6弾)~はっぴーだるま生産者~

現在は一から一つひとつ手作り

現在は一から一つひとつ手作り

可愛らしいはっぴーだるまで心和やかに

可愛らしいはっぴーだるまで心和やかに

◆足立区はコロナ禍でも頑張る企業を応援します
多くの企業が経営に苦しむ中、区内企業が活気を取り戻し区内経済を盛り上げるため頑張っている様子を、シリーズで紹介して応援しています。
各国政府による海外渡航の制限措置の影響で、観光客の減少により低迷するインバウンド業界。第6弾は、ダルマの産地で有名な群馬県高崎市で創業し、現在は足立区に会社を移し、国内の土産物店や観光地向けに「はっぴーだるま」を製造・出荷している株式会社Crista(クリスタ)の高橋社長に様子を伺いました。
◆コロナ禍の影響、現在の様子、今後の展開【高橋社長談】
2年前までは、当社が希望する華やかなデザインや、“起き上がり小法師”の構造が特徴のダルマを委託製造する工場から納入し、それに、仕上げやパッケージングを施していましたが、工場の事情でダルマの納入が止まり、危機に見舞われました。工場から提案された代替品には、イメージに見合う物がなく、それならば思い切って自社で作ってしまおうと。試作を重ね、完全オリジナルの「はっぴーだるま」が完成したのです。このネーミングには、もらった人が幸せになってもらえるよう“贈る縁起物”としての意味が込められています。その後、東京都観光財団の事業「Tokyo Tokyo」の「東京おみやげ」に採択されてからは、売り上げが伸びました。浅草や東京ソラマチ、羽田空港などの土産物店で販売していただき、インバウンド需要の高まりにつれ、受注も増えてゆきました。
そんな中、このコロナ禍でまたも危機に見舞われました。ピーク時は寝る間を惜しんで製作していたものが、春以降には出荷個数が8割減となり、会社の中は出荷を待つダルマの在庫で溢れかえりました。現在の業績は徐々に回復しつつも、決して順調とは言えません。それでも、このコロナ禍をきっかけに原点回帰した点があります。「はっぴーだるま」はお土産品ではなく、「贈る縁起物」として多くの方に幸せを届けるダルマであること。そして何よりこのダルマ達が自分を励ましてくれる応援団であると再確認できたことです。これからも「はっぴーだるま」の製作を通じて、いただいた全てのご縁に感謝しつつ、多くの方に幸せをお届けするべく、私も励みたいと思っています。
◆ダルマの魅力で困難を乗り越えて【高橋社長のお話を聞いて】
取材では、コロナ禍による困難のみならず、高橋社長が自身に降りかかった危機を乗り越え、完全オリジナルの「はっぴーだるま」を生み出したことが印象的でした。11月には心機一転、西新井大師の門前近くに会社を移転し、ダルマ製造だけでなく、絵付け体験ができるワークショップも始めていくとのことです。縁起物としてのダルマだけではなく、人に幸せを届けるダルマとして広まれば、コロナ禍で辛い思いをされている方を少しでも減らしてくれると思いました。

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