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公開日:2019年7月6日 更新日:2019年7月6日

花保小学校で「AR(拡張現実)災害疑似体験」が行われました

姿勢を低くしないと前が見えない!

ゴーグルを通して見た浸水疑似映像

◆AR(拡張現実)災害疑似体験
愛知工科大学の板宮教授が開発した「AR災害想定没入体験アプリ」は、スマートフォンと専用のゴーグルを使用して浸水と火災の疑似体験ができるもの。ゴーグルを掛けると普段の光景に浸水の様子、もしくは火災による煙の様子が重なるように映る疑似体験ができ、災害発生時の適切な行動をより具体的に指導することができる。
主催するNPO法人「地域の芽生え21」は、子どもたちに緊張感のある災害状況を体験させることで、実際に起こりうる災害としての意識付けと、被災者を少しでも減らせるよう家庭や職場、学校でどう避難すべきかなど話し合うきっかけをつかんでほしいとの思いで実施している。
このアプリを活用した体験は、すでに6月8日に区内で初めて足立区立足立小学校で実施している。
◆当日の様子
令和元年7月6日(土曜日)、足立区立花保小学校で6年生85名を対象に「AR災害疑似体験」が行われた。
はじめに、NPO法人「地域の芽生え21」の桑原有広(ありひろ)氏による全体に向けた説明で、児童らは普段から目にしている花保小学校や周辺地域などが水没したCG映像を見たことで、緊張した様子となった。
続いて、実際にゴーグルを通して映像を見る体験ではグループに分かれ、順々に校内の指定された経路に沿って避難した。教室や体育館などが浸水した想定の映像では、児童らはどす黒い水とガレキで足元が見えにくい状況のなか、壁伝いに足元を確認しながら上層階へ避難した。また、火災を想定した映像では、煙と熱が高いところにいく性質を視覚的に体感し、姿勢を低くして屋外へ避難するなど、時間をかけて一歩一歩を確認しながら真剣に体験した。
◆参加した児童の声
プールの水とは違って黒く濁った水はそれだけで怖いのに、木などが流れてきてさらに怖かった。大雨が降って被害を受けた地域に住んでいる人たちは、大変な思いをしているのだろうと思った。
◆地域の芽生え21桑原有広さんの声
膝程度の高さでも浸水すれば身体ごと流されてしまう。水害が発生しそうな時はいつ避難すればいいか、お年寄りや小さな子など家族構成も考えて行動してほしい。

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