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公開日:2024年6月25日 更新日:2024年6月25日
香川県高松市の中央図書館では、毎年「本が泣いている」という企画展を開催しているとのニュースを見ました。
「コップを置いたような水濡れの跡がある本」「数ページが切り取られた本」など、1年間に汚損・破損した蔵書の一部を展示し、職員手作りの機知に富んだポップが添えられているそうです。
例えば、巻末に感想が書き込まれた本には「お気持ちは作家か出版社までお願いします(このタイプの書き込みは初めてみました)」といった具合です。
この企画のことを知った興本図書館の職員が、貸出用に使用出来なくなった「破れた本」「濡れてシワシワになった本」を来館者が手に取ってもらえるように展示し、コメントを求める企画「全本が泣いた…展」を6月27日(木曜日)まで実施中です。本の内側のとじ目(本のノドというそうです)の部分が破損した本には「のどの痛みは病院へ。本のノド割れは図書館へ」という「うまい!」コメントも頂戴したそうです。
雨で本が濡れやすく湿度も高いこの季節は、蔵書にとって難敵がいっぱいです。濡れた本は時間が経つにつれてシミ・シワができ、歪んだり、破れたりしてしまいます。また、破れた部分にセロハンテープを貼って返却される方もいらっしゃるようですが、その部分から劣化が進むとのこと。興本図書館では、直近の1年間で約820冊を廃棄せざるを得なかったといいます。
汚損・破損するような扱いは厳に慎んでいただくことはもちろんですが、万が一そのような状態が発生した際は、返却時にカウンターで必ず申し出てください。専門家による修復が可能な場合もあるからです。
図書館の蔵書は区民共通の財産。梅雨の時期は、特に取り扱いにご注意ください。
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