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公開日:2024年5月30日 更新日:2024年5月30日

気象予測精度が向上

 令和5年6月の台風第2号と梅雨前線による大雨が発生した際は、荒川への影響は少なかったものの、綾瀬川と中川で増水が危惧される事態となりました。およそ45分程度の間に一気に水位が上昇し、急変する気象の恐ろしさを実感しました。

 台風の進路を予測するのは難しいといわれていますが、それ以上に困難とされているのが線状降水帯の発生予測です。気象庁では線状降水帯の発生予測精度を上げるため、令和4年度にスーパーコンピュータを導入。それに加え、令和6年3月には他の既存システムの更新作業を行い、このたび「令和6年5月28日から、より精度の高い予測に向けた運用を開始」との発表がありました。

 ポイントは2つ。1つ目は線状降水帯の注意を呼びかける範囲がこれまでの「関東地方」から「東京都(※)」のように絞りこまれたこと、2つ目は想定される「発生見逃しの確率」がこれまでの3回に2回から、2回に1回へと改善されたことです。

 とはいえ、依然として予測は困難を極めるため、予断を排して早め早めの対応が何よりも重要です。今年度から足立区では防災行政無線の放送内容を聞き直すことのできるテレホンサービスを無料化しました。防災アプリのダウンロード、停電による断水に備えた簡易トイレの備蓄など、大雨のシーズン前に準備を整えましょう。乳幼児や小さいお子さん、高齢者などの災害弱者といわれる方が同居されている場合は、粉ミルクやオムツ、常備薬等の備蓄もお忘れなく。また、区には現在ペットフードの備蓄はございません。ご家庭の状況に応じて、ローリングストック等により、それぞれの責任で備蓄いただきますようお願いします。

※…伊豆諸島および小笠原諸島は呼びかけの範囲が分かれています。

※ こちらのブログ記事は5月25日(土曜日)入院加療より前に作成されたものです。

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