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公開日:2025年7月31日 更新日:2025年7月31日
五兵衛橋(ごへえばし)は足立区内の綾瀬川に架かる橋です。築28年と古くはありませんが耐震性強化や利便性向上のため、現在の場所から約80メートル上流に新設(架け替え)が決まっています(令和8年11月末ごろ完成予定)。新しい橋は、車椅子でも登りやすい勾配に配慮するだけでなく、地元からの要望を受けて、お祭りの際、お神輿が橋の上を行き来できる幅も確保しました。
と言うのも、江戸時代の寛永年間(1624年から44年)に農業用水や低地に溜まった水の処理を目的に綾瀬川が開削されたことにより、当時は地続きだった内匠新田(たくみしんでん)、嘉兵衛新田(かへえしんでん)、五兵衛新田(ごへえしんでん)などの村が川によって分断された経緯があるからです。かつてはともに祭りで賑わっていた地域同士。川の東西を行き来するお神輿が、地域のコミュニケーションの象徴となることを、地元の方々も望んでおられました。
橋の新設にあたり、地元の歴史を紹介する案内板を設置することになり、予め内容をチェックしていたところ、知らなかったことがたくさん出てきました。綾瀬川はかつて水上通路として活用され、荷物を積んだ帆掛け船のほか、昭和の初めころまで綾瀬川沿いに咲く合歓(ねむ)の花を楽しむ行楽客で賑わっていたと言うのです。その様子は歌川広重の「名所江戸百景」にも登場します。堤防がそびえ立つ現在の様子から当時を想像するのはちょっと難しいですね。
こうした歴史にちなみ、橋の高欄には帆掛け船・合歓の花・新選組(幕末に新選組の隊員約200名が綾瀬の金子家を本陣として一時滞在)をモチーフにしたレリーフも設置する予定です。
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