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公開日:2025年6月27日 更新日:2025年6月27日

田植え体験授業

 花畑第一小学校の校内には畑や田んぼがあり、学年ごとにスイカ、ソラマメなどを栽培しています。中でも、5年生は毎年稲作に取り組んでいると聞きました。
 
 田んぼの大きさは約2.5メートル×約20メートル。決して広いとはいえませんが、例年5年生児童約80人に小さなおにぎり一個が行きわたる量のお米が収穫できるそうです。

 これまでは学校の先生が指導を行ってきましたが、今年は、区内に水田を持つ唯一の稲作農家である小宮英之(こみやひでゆき)さんをお招きして、本格的な稲作に挑戦することになりました。

 この学校の田んぼには、春の水田によく見られる「スズメノテッポウ」がたくさん生えており、小宮さん曰く「生き物のにおいがする土」とのこと。田植えに向けて田んぼに水を張り、土を細かくかき混ぜて表面を平らにしていく作業から始まり、稲刈りまでご指導いただきます。

 稲作体験の目的は、子どもたちに「食への感謝と地域や社会とのつながりの大切さを感じてもらうこと」と5年生の担任の先生は語ります。

 足立区の都市農業公園は、年々都内外の自治体からの視察が増えているそうです。そもそも足立区は「大上々国(質の良い穀物が豊富にとれ、生活水準も高い地域)」と称されるほど豊かな土壌を誇っていました。農地は年々減少傾向にあるとはいえ、身近にある自然環境を当たり前と思わず、守り育てる意識を持ち続けたいものです。

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