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公開日:2025年6月24日 更新日:2025年6月24日

郷土博物館の浮世絵が出張展示

 足立区立郷土博物館は1,000点を超える浮世絵版画を所蔵しており、セールスポイントの一つとなっています。コレクションの特徴は、江戸中期の浮世絵から明治時代の作品まで所蔵しているその幅広さです。令和7年度はその中から選りすぐりの255点が、国内外の博物館や美術館に出張します。

 令和7年5月に21点の浮世絵が、台湾南部の嘉義県にある国立故宮博物院の別館、国立故宮博物院南部院区を目指して海を渡りました。令和7年5月から8月まで同博物館で開催される「江戸浮世の美」に展示のためです。
 
 先方からのオーダーは、「江戸の風景や、展覧会の開催時期となる夏を中心とした江戸の行事を題材とした作品」とのことでした。そこで故宮博物院と協議を重ね、歌川広重「両国納涼大花火」「名所江戸百景 市中繁栄七夕祭」など厳選したラインナップを用意しました。

 また、令和7年5月から10月まで長野県小布施町にある「北斎館」で開催されるのが、なんと郷土博物館のコレクションに焦点を当てた「知られざる秀逸コレクション 東京・足立区立郷土博物館所蔵浮世絵名品展」です。小布施は北斎が晩年滞在し、作品を制作した地です。鈴木春信・喜多川歌麿といった著名浮世絵師の希少性の高い作品を中心に、234点を厳選しました。

ぜひ現地で鑑賞したいものですが、私はスケジュールの都合上ちょっと無理かもしれません。もしご覧になられた方がいらっしゃいましたら、感想などお寄せいただけると嬉しいです。

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