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公開日:2025年4月30日 更新日:2025年4月30日

教育費にかかる保護者負担軽減補助

 こちらの補助については、「入学準備金10万円」の情報ばかりが一人歩きをしているようなので、3月に続いて補助の全体像をご紹介したいと思います。長くなりますが、ご容赦ください。

 今回の負担軽減補助は教材費、修学旅行費・自然教室費、入学準備金の3つに大別できます。

 まず、教材費は副読本、各種学習帳、練習帳などの補助で区立小学校1年生から区立中学校3年生まで学年毎に補助上限額が異なります。続いて、修学旅行費は区立中学校3年生で実施する修学旅行にかかる経費の補助で、73,520円を上限とします。また、自然教室費は区立小学校5・6年生と区立中学校1年生で実施する自然教室の宿泊施設6食分の食事代(バス代は既に区負担実施済み)の補助です。ただし、拝観料や体験料は学校毎に差がありますので、一部自己負担をお願することもあります。

 以上3つの補助は令和7年度分から学校へ直接支払う形で補助をします。ただし、今年度は、昨年度までと同様に、いったんは保護者にお支払いいただき、年度末に実際にかかった経費に応じて保護者へ返金することを想定しています。

 一方、入学準備金は小・中学校入学時に必要となる学用品などの購入経費補助。こちらは令和8年4月入学予定者から、区立・私立を問わず保護者に10万円をお支払いします。「何で令和7年度の入学者は対象にならないのか」というご質問もあると思いますが、支給システムの構築や口座確認などの事務処理の時間を考えると、令和8年入学に向けて今年12月頃の振り込みもやっとという状態です。大変申し訳ありませんが、ご理解いただきたく存じます。

 補助額の10万円ですが、小・中学校とも必要となる学用品を積み上げて計算すると概ねこの程度と試算しました。ただし、学用品は学校間で金額差があるため、場合によっては一部負担が生じる学校も出てくる場合があります。徐々にでも全校が補助上限額内におさまるよう収れんしていくと良いのですが。

 昨年12月、区内在住で22歳までのお子さんがおられる世帯を無作為抽出し調査したアンケート結果から、実施を決断しました。アンケートから見えたのは「教育にお金がかかり過ぎる。させてあげたい経験や習い事を我慢せざるを得ない」との声です。負担軽減となった分、これまで躊躇していた事柄に是非とも一歩踏み出していただければ、活きた支援となるはずです。

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