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公開日:2024年9月27日 更新日:2024年9月27日

区内3駅が開業100周年を迎えます

 今年100周年を迎える3駅とは、大正13年10月1日に開業した東武鉄道の「小菅駅」「五反野駅」「梅島駅」です。100周年といえば、荒川放水路(現在の荒川)も同じ大正13年の10月12日に通水式を行っています。そこで今回は、3駅と荒川放水路の関係についてご紹介します。

 荒川放水路が作られる前、北千住の次の駅は西新井でした。川はなく、地続きでしたから、最短のコースを選んだのかもしれません。北千住駅と西新井駅を直線的に繋いでいたこの線路は、現在の放水路の上を斜めに横断するルートでした。線路のつけかえ工事にあたり放水路上に真っ直ぐ橋を架けるために、まず北千住駅から北東方向に進む形で「小菅駅」が、そこから西新井へ向かって直線的に進むコースで「五反野駅」「梅島駅」が計画されたのです。放水路の工事と並行して駅新設工事も進んだのですね。

 開業100周年を記念して、10月1日(火曜日)から10月31日(木曜日)まで、東武鉄道と連携して小菅駅・五反野駅・梅島駅の構内に、昔の駅舎や電車などを振り返るパネルを設置します。駅をご利用の際は、ぜひご覧ください。

 ちなみに東武鉄道の北千住、西新井の両駅は明治32年8月に開業し、今年で125年目を迎えています。当時は東武鉄道初の路線となった東武伊勢崎線が北千住駅と久喜駅の39.9キロメートルの区間を運行していたそうです。

 3駅ができる以前は、周辺にお住まいの方は馬車や人力車、徒歩で北千住や西新井まで移動していたそうです。そういえば、荷車が橋を越えるのに苦労した際、後押しするための人手が橋の袂にいたと耳にした記憶があります。

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